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ギリギリ再婚もしやすいから!? 離婚しやすい年代ランキング

  • 2016.11.17
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厚生労働省の報告によると、昨年2015年は63万5,000組が結婚し、22万5,000組が離婚したそうです。3組に1組の夫婦が離婚するというのは、誇張でも何でもなく紛れもない事実。

離婚は決して珍しくない昨今、なかでも離婚してしまいやすい年齢って気になりませんか? そこで今回は、200組以上の新郎新婦をサポートしてきた筆者の見解を交えつつ、厚生労働省の人口動態データに基づいて、離婚率が最も高い年齢と年齢層別の離婚事情をお伝えします。

 

■離婚率が最も高いのは、貯蓄があって再婚も難しくない“30代”

昔は20代の離婚件数が圧倒的に多く、割合にして50~60%前後でしたが、2014年の段階では20~30%にとどまっています。プランナーの頃にも実感していたことではありますが、晩婚化によって20代で結婚する人が少なくなり、全体から見た離婚割合が減ったのでしょう。

そうして離婚率トップに躍り出たのが30代。離婚件数の割合は約40%となっています。筆者が担当した新郎新婦も半分以上が30代カップルでしたし、30代は間違いなく結婚のボリュームゾーンです。そのため分母に比例して、離婚件数が多くなってしまうと思われます。

しかしそれだけが理由ではありません。20代と違って30代になると、職場での立場がある程度確立されてきます。貯蓄もあり、急にひとりになってもやっていけるだけの生活力が培われているため、離婚への踏ん切りがつきやすいのではないでしょうか。再婚も難しくない年齢ですから、どうせ別れるなら今だ!と思ってしまうようですよ。

 

■20代より別れやすい!? 今、40代以上で離婚する夫婦が増えている

40代以降の方も油断は禁物。意外にも40代は“20代とほぼ同じ”離婚件数なんです! 割合は20%台で30代の半分程度ですが、注目すべきは2014年から率が増加してきていること。20代の離婚率が減っていることを考えると、30代の次に離婚しやすいのは40代といえそうですね。

そして20~40代に比べればまだまだ少ないものの、50代以上の離婚率も増えつつあります。数年前から熟年離婚が話題になり、皆の知るところとなりましたよね。熟年者限定の婚活パーティがあるなど選択肢も増え、昔ほど世間体を気にしなくてもよくなっています。他の人もやっているという安心感も相まって、離婚率は目立って減ることなく増え続けているようです。

歳を重ねても、常に離婚の可能性とは隣り合わせなのかもしれませんね。

 

最も離婚率の高い年齢は30代、次に高いのが40代と20代、そして50代以上の順になりました。今一度夫婦間の関係を見なおしたり、これから結婚する方はいつ結婚するのか、はたまた結婚しないのかを考えたりするキッカケにしてみてくださいね。

【参考】

※ 平成27年(2015)人口動態統計の年間推計>結果の概要 – 厚生労働省

※ 平成28年我が国の人口動態(平成26年までの動向)>離婚の動き>夫・妻の年齢階級別にみた離婚件数構成割合の年次推移-昭和25〜平成26年- – 厚生労働省

【筆者略歴】

※ Y.NISHIKAWA ・・・ 全米ブライダルコンサルタント協会員。ホテル・専門式場でブライダルプランナーとして勤務したのち、ブライダルライターとなり独立。結婚を意識するすべての女性の利益となる情報をつまびらかにすることがモットー。

【画像】

※ Peter Bernik / Shutterstock

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