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今年も最大のSALEがやってくる! サンクスギビングデー in アメリカ

  • 2016.11.16
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日本人も一度は耳にしたことがある“Thanksgiving Day(サンクスギビングデー)”とは、アメリカとカナダの祝日のひとつで「感謝祭」の意味。アメリカでは、毎年11月の第4木曜日をサンクスギビングデーとしていて、国をあげて大々的にお祝いします。今回は、アメリカ人にとって特別な存在のサンクスギビングデーについて、本場から生レポート!

メイフラワー号に乗った清教徒たちが起源となったサンクスギビング

1620年に迫害を逃れてイギリスからメイフラワー号でやってきた、清教徒たちを待ち受けていたのは東海岸の厳しい冬。寒さに耐えられず、食べ物にも不足し、多くの仲間を失っていくなかで、ネイティブアメリカンのワンパノアグの人々が彼らに救いの手を差し伸べます。ワンパノアグの人々から教わった農作物の栽培方法のおかげで、なんとか定住することができた清教徒たち。そのお礼にと初めての収穫の際に食事に招き、皆で神に収穫への感謝をした、というのがこの感謝祭の起源です。当時、ワンパノアグの人々が食していた七面鳥が一緒にテーブルに出されたことがきっかけで、そこからメインディッシュが七面鳥になったのだそう。

家族や親戚、友人と集まりターキーを食べながら“感謝”を口にする日

なんと言ってもサンクスギビングデーに欠かせないのはターキーの丸焼き。スーパーでは丸焼き用の七面鳥が売られ、お客のカートに必ずひとつは入っているほど。日本と違って肉の価格が安いアメリカでは、大きな七面鳥がひとつ$15程度(今のレートで約1560円)の安価で手に入ります。サンクスギビングデーのメニューはどの家庭も大体一緒で、ターキーのお肉、ターキーの中に詰めて焼くことで味のつくパンやクルトン、セロリや玉ねぎなどの刻み野菜、ターキーの肉汁で作ったグレイビーソース、キャセロール、 マッシュポテト、 パンプキンパイやアップルパイ…が一般的。温かい食事を囲みながら、神への感謝とともに、「今のあなたは何に感謝してる?」など、ありがとうの気持ちを表す日でもあり、自分の幸せについて考える日でもあるそうな。日本にもあったらいいな、と思える祝日です。 

SALE!SALE!SALE!ブラックフライデーにサイバーマンデー!

サンクスギビングデーの楽しみは、ターキーを囲むことだけではありません。なんと言っても、どのショップも“60%オフ以上が当たり前”の世界となる、アメリカ最大のセール「ブラックフライデー」です。簡単に言ってしまえば、“夜から始まり朝まで続くセール祭り”です。女子の心をくすぐるべくイベントに参加しないワケなどなく、もちろん私も2年連続で、ブラックフライデーに参戦。女子達だけで車でアウトレットまで行き、寝ずに朝まで買い物をし続け、主人達をビビらせたのは良い思い出です。夜通し買い物なんて無理…という人向けに、翌月曜日に用意されているのが「サイバーマンデー」。ネットでの買い物が、ブラックフライデーと同じく大特価になるオンライン上でのセールです。もし、お買い物好きでアメリカ旅行を検討中なのであれば、この時期に行くのがオススメ。アメリカのセールは値下げ率がぶっとんでいるので、ぜひお試しあれ。 

本場のサンクスギビングデーはいかがでしたか? 最近では、日本でもブラックフライデーのようなセールの日を作ろうという動きがあるようです。近い未来、日本にもサンクスギビングデーが流行しだすかもしれませんね。

(文/Yumi Katsura)

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