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もっともっとお互いを知りたい! イタリア流ライフシェアリングのコツ【後編】

  • 2014.11.24
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【中編】

では、メンタリティの保ち方についてのコツをご紹介しました。【後編】では、心も身体も満たされる為のコツをお伝えしていきます。

■5)非日常のイベントを忘れない

とあるイタリア人の知人に「結婚した決め手は何?」と聞いたことがあります。「一緒にいると、いつも喜びを見つけられるから。大小関係なく、私を楽しい驚きで満たしてくれるのよ」と彼女は返してくれました。腹話術で飼い犬がしゃべっているように見せ、私も思わず笑ってしまったくらいのいたずら好きなご主人だったので、その回答には心から納得できました。

日常の繰り返しばかりだと、生活に潤いを感じられなくなり気持ちがギスギスしてくる可能性も。それを防ぐ為にも、「非日常の雰囲気作り」を忘れないでください。

定期的に外出したり、外食でリフレッシュするのが一番手っ取り早いですが、そう度々出かけられない…という場合は、サプライズ攻撃を考えてみて。相手が「笑えるor喜んでくれそうな」ものでかまいません。

かつて私自身、「彼のペットをモデルにして4コママンガ制作」したことがあるのですが、その喜びっぷりがただ事ではなかった(親戚中にそのマンガを披露した後素敵なレストランでディナー)のを覚えています。相手の心をポジティブな気持ちで満たすことができれば、「彼女、ほんとに可愛げがあるな」と彼の愛情もさらに深まっていきそうです。

■6)眠るスペースを快適に保つ

ベッドの文化圏であるヨーロッパでは、「ベッド周りを快適かつ美しく保つ」ことが当たり前。とある知人カップルのお宅(シェアハウスの1室)に招かれた時に見た寝室が特に記憶に残っています。

雑誌に載っていそうなモダンなベッド周りと、間接照明の絶妙な明るさが「ああ、ここで一晩ぐっすり眠ってみたい」と思わせずにはいられませんでした。素敵すぎる! と絶賛すると、「眠るだけじゃなくて、二人で夜を楽しく過ごす為に、環境づくりを頑張らないとね」と微笑んだ彼女には、真の女子力が秘められているように感じ、圧倒されたものです。

ベッド(もしくは布団)の中というのは、パートナーの存在をすぐそばで、触れて感じられる時。他で過ごす時よりも特別な時間です。清潔なシーツと身体に合った寝具を使うことはもちろん、間接照明とアロマオイル等で、視覚と嗅覚にも快適さを演出してみてください。

明るさを抑えた間接照明は、目から入ってくる情報をシャットアウトする効果があるので、疲れている頭と身体をゆっくりとほどいてくれます。五感のうち最も早く脳に到達する感覚と言われている嗅覚を、リラックスorリフレッシュ効果のある香りで刺激すれば、さらにいいムードの中で夜を迎えられます。

専用のガジェットを用意することが難しければ、床に置いたスタンドライトを壁側に向けたり、スーパーで手に入る部屋空間用スプレーで代用も可。お互いにとって居心地のいい寝室にできれば、夜一緒に過ごすのが毎日楽しみになり、心も身体も十分にコミュニケーションを取れる効果が期待できます。

「ライフシェア=いつも楽しい」ばかりではなく、お互いに異なる一面を初めて知る機会が増え、最初は不安な気持ちになる時もあるでしょう。しかし、「同じ場所で、同じ時間、同じ経験を共有しあえる」のがライフシェアリングの最大の喜びでもあります。

一緒に重ねていく時間と空間が、二人の気持ちをますます高めてくれるよう、最初の一歩を踏み出してみてくださいね!

(金丸 標)

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