あの大反響を呼んだドラマ「民王」・貝原役で、高橋一生がしていた“実験”とは?

26歳で居酒屋勤務、結婚の予定はない主人公・沼越幸が「マンション購入」を目標に生きるという、リアル体験ドラマ『プリンセスメゾン』が、毎週火曜日、BSプレミアムで放送中。

『プリンセスメゾン』第4話(11月18日放送)のテーマは「憧れのライフスタイル」。高橋さんが演じた“伊達政一”は、漫画の中で「表情がない」ことが多いキャラクター。高橋さんなりの解釈を交えて、原作となっている漫画『プリンセスメゾン』の魅力を話してくれました。

 

会見で「ガイドがないのがこの漫画の魅力」と話していましたが、漫画では伊達さんの表情もあまり描かれていませんが、どう役づくりしていったのですか?

高橋一生さん(以下、高橋)

実は、以前出演した『民王』のとき、僕が演じた貝原という役が「無表情」と言われていたんです。あれは意図してやっていたのですが、僕は、無表情の中に表情が見えてくると思って信じているんです。観察してみると、人って無表情なほうが多いです。普段そんなに表情筋って使わないですから。だからシワとかが増えていくんです(笑)。犬を飼っていて思うのが、表情がないように見えてすごく表情に出るんです。人間は表情を与えられている分だけ、それに頼りがちな気がします。だから『民王』のとき、「これが見ている視聴者にはどう伝わるんだろう」と実験したんです。そしたら、大多数の方が「表情がある」と観てくださいました。僕は事務所にいただく僕宛の手紙をすべからく読ませていただいていますが、無表情だった演技に対して「あの時すごく面白かった。とても怒っていましたね」とか、それを読んで「あ、伝わってる」と思ったんです。

そのときの経験が、今回の『プリンセスメゾン』でも活かされていると?

高橋

僕は『プリンセスメゾン』を読ませてもらって、伊達の“ほぼ目がない”という表情に、すごく共感できました。僕だけで芝居が完結していないのと同じで、作者の池辺先生は漫画というものを本の中だけで完結させていない気がします。漫画を読んでいる人の“想像力”が入る「余白」を残していると感じとれます。「これは笑っているんです」という笑いのガイドや拍手のガイドが入ることで、人間は考えることをどんどん失っていく。相互関係は絶対大事で、観てくださっている方の想像力と、こちら側が残す余白というもので作品は完結すると思うんです。ガイドを入れなくても、人はもっと分かってくれるはず。僕はそう思ってお芝居をさせていただいています。だから『プリンセスメゾン』の空間の残し方や描き方に、勝手にシンパシーを感じました。

 

どの役を演じるときも、常に余白を残して現場に入るのですか?

高橋

余白は残します。完璧に作り上げちゃったら人じゃなくなると思います。僕ら役者は、「嘘」をついているわけだから。でも、漫画も小説もいわば嘘のようなものなので、人は、その嘘に感情移入しているわけです。僕は、完璧な、わかりやすい「演技」はやろうと思えばできますが、「やれることをやろうとしない」のがモットーなんです。あえてやらないことで、僕の心も観てくださっている方の心も豊かになってくれると信じてお芝居をさせていただいています。

 

高橋さんはファンレターをきちんと読まれているのですね。

高橋

純粋に嬉しいんです。「よかった! 針の穴に糸を通すようなことを、よくぞ気づいてくださった」という感じ。しかもそれが年配の男性だったりするんです。

 

視聴者の声が、演者さんに直接届いているかわからないことが多いと思うのですが、こうして高橋さんの元にちゃんと届いているのは、ファンの方はきっと嬉しいはず。

高橋

(演技が届いているかどうかわかる手段として)僕は、事務所に届く僕宛の手紙に書いて下さることにゆだねています。手紙を出すという行為はインターネットを使うのとまた違って、ものすごくエネルギーが必要なので、そのハードルを乗り越えてきてくださっていると思うんです。もちろんメールで感想を送ってくださる方もいるし、それも全部読んでいます。いずれにしても人って、自分の素性が明かされているとしっかりしたものを書こうとするんだと思うんです。そこですごく信頼関係が生まれるというか、それってすごく大事だなと思います。

本作では、表情から感情が読みにくい“伊達”を、高橋さんらしい解釈で演じています。もちろん原作と同じく、そこには観ている側の「余白」もしっかり感じられるように。

ドラマ『プリンセスメゾン』は、「家を買うこと」を夢で終わらせたくないという気持ちになり、「いまの家は、自分の理想のどれぐらい叶えられているのだろう」と見直すきっかけになるはず。沼越幸や持井不動産の面々にほっこりしつつ、しっかり現実を見据えるリアリティも備えた『プリンセスメゾン』は、好評放送中です!(さとう のりこ)

*スタイリスト 秋山貴紀

BSプレミアムドラマ『プレミアムメゾン』

2016年10月25日(火)放送スタート

(毎週火曜 夜11時15分~11時44分/全8回)

[キャスト]森川葵、高橋一生、陽月華、志尊淳、舞羽美海、渡辺真起子、木野花、渡辺美佐子 他

http://www.nhk.or.jp/pyd/princessmaison/

『プリンセスメゾン』TVドラマ化記念特設サイト(やわらかスピリッツ)

http://yawaspi.com/pm160830/

 

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提供元: CanCam.jpの記事一覧はこちら
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