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本格的な流行前に徹底! インフルエンザ予防のために守るべきこと6つ

  • 2016.11.10
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こんにちは。子育て研究所代表の佐藤理香です。

筆者が住む東京の地元で、「インフルエンザが発生しているわよ」というママ友情報を得ました。

「まさか、こんな時期に?」と半信半疑で『国立感染症研究所』のデータを見ると…… 2016年10月17日~10月23日のデータで、保育所・幼稚園・小中高において、休園休校、学校閉鎖、学級閉鎖にいたっている施設数は東京で11施設。沖縄では16施設にも及ぶことが分かりました。

本格的なインフルエンザの流行を迎える前に、いま一度、予防方法を確認しておきましょう。

●(1)ワクチンを接種しよう!

「予防注射しても結局インフルエンザになるじゃないの!」これは多くのママが言うことです。

確かに、年によって流行するインフルエンザの種類があるので、完全には防げないことがあります。

ただし、国の報告では、予防注射でワクチンを接種しておくと、感染後に発病する可能性を低くする 効果があります。

インフルエンザにかかった場合にも、重症化の防止に有効 なので、ワクチン接種人数が増えているようです。

●(2)咳エチケットでマスクを!

インフルエンザに感染する原因は、せきやくしゃみのときに口から出る水滴(ひまつ)によるひまつ感染が主です。ひまつを受けないようにすれば感染確率は下がります。

しかしながら、家族との会話やスキンシップ、園や学校での友達との交流など、人と接する機会は必ず発生しますので、完ぺきに防ぐのは難しいです。

そこで有効なのが“マスク”。自分が感染しないように着用するマスクですが、より効果があるのは感染者がマスクをすること です。

特に不織布のマスクは効果が高いそうです。いずれにしても、以下の3点は子どもも大人も心がけましょう。

・普段から人に向けて咳やくしゃみをしない

・咳やくしゃみがでるときはマスクをつける

・とっさに咳やくしゃみが出るときは、手やハンカチで受け止め、手をすぐに洗う

●(3)手洗いの徹底

インフルエンザをはじめとする接触感染では、予防対策の基本は“手洗い”です。それも、石鹸を使って流水で手を洗うのが有効だとされています。

インフルエンザの場合はアルコール消毒も効果的なので、手荒れがなければ使ってみてもいいですね。

●(4)湿度50~60%をキープ!

空気が乾燥すると、気道などの粘膜の防御機能が低くなり、インフルエンザにかかりやすくなります。

室内では、加湿器を利用したり、洗濯物を干したりするのもよいです。タオルを濡らして絞ったものを掛けておく だけでも効果的ですよ。

●(5)休養と食事に気をつける

これはインフルエンザに限らず、体の機能を維持するためには必要不可欠なことです。

疲れたら休む、ちょっと具合が悪いなと思ったら早めに寝る、バランスのよい食事を心がけるなど、親子で注意してみてください。

●(6)人混みを避ける

“インフルエンザが流行中”という情報を聞いたら、特に小さい子どもや、高齢者、もともと疾患がある人、妊婦は人混みに出かけるのをやめたほうがよいでしょう。

さらに、疲れがたまっている、睡眠不足だという人も免疫力が落ちている可能性があるので、無理をしないほうがよいです。

繁華街へのショッピング、流行地域で実施される大型イベントなども注意が必要です。

やむを得ず外出するときも、不織布のマスクをして出かけ、滞在時間を短くするように心がけましょう。

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いかがでしたか?

こんなのわかっているよ、基本的なことをまたか! と思わる方もいると思います。

それでもまずは、基本の徹底が予防につながることを頭の片隅においていただき、この冬を元気に過ごしてくださいね!

【参考リンク】

・「インフルエンザ様疾患発生報告(第7報)」 | 厚生労働省(PDF)(http://www0.nih.go.jp/niid/idsc/idwr/infschool16-17/infl16_17-07.pdf)

・インフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数) | NIID 国立感染症研究所(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-flulike.html)

・インフルエンザQ&A | 厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html)

●ライター/佐藤理香(株)

●モデル/沖まりね

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