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もっともっとお互いを知りたい! イタリア流ライフシェアリングのコツ【前編】

  • 2014.11.22
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一気に寒さが厳しくなる、ヨーロッパの冬シーズン到来ともなると、おうちライフを少しでも楽しむために、雑貨屋さんがいつも以上ににぎわいます。

一緒に住み始めたばかりらしい、20代後半くらいのカップルがキャンドルを選んでいる所に出会ったことがありますが、「ベッドルームなんだから絶対グリーン系だ」とつぶやきながら彼女より真剣にキャンドルを探す彼の姿は、なんだか可愛らしく見えました。

このようにイタリアでは、付き合っている期間の長短にこだわらずライフシェアリングをするカップルが一般的です。同じ家で生活を共にすることで相手のいろいろな面が見えてくるものですが、それもまた二人の関係を育てるためのステップ。二人でハッピーに暮らすための、イタリア流ライフシェアリングのコツをご紹介します。

■1)一人になれる場所作り

彼とライフシェアを始めて4年ほどになるイタリア人の女友達の家は、1DKのそれほど広くはない部屋です。しかし、寝室とダイニングを隔てる作り付けのスライドドアを上手に活用して、資格試験の勉強をするためにスペース作りをしていました。

「ケンカで気まずくなったときもここで頭を冷やしたりするわよ」と彼女は笑っていましたが、これは私も真似したいなぁと思えるくらい、ほどよい距離感のスペースでした。

仕事のため、あるいはケンカできまずくなった時…等、意外と「自分一人でいられるスペース」を必要とするシチュエーションがあるものです。その都度カフェやマックのお世話になるのは、時間も費用も無駄になりがち。

リビングでも寝室でもかまわないので、割けそうな場所があれば「お一人様スペース」を作ってみてください。つい立て等を利用するのも良いアイデアです。「一人の時間を満喫した後はすぐに、二人で過ごす時間を作る」「私物を置きっぱなしにしない」等、ある程度のルールを作っておくことを忘れなければ、メリハリのあるライフシェアリングを送ることができるでしょう。

■2)パートナーの友人・知人と知り合いになるチャンスを作る

イタリアではお互いの友人をパートナーに紹介することが一般的です。筆者の彼も、親友とその奥様両方と深い付き合いがあるのですが、ある週末の深夜2時頃、突然その人から彼に電話がありました。

「何かあったみたいだからちょっと行ってくる」と言い残して、着替えもそこそこに彼がすっとんでいったのをよく覚えています。後日、彼の親友が「夫婦ゲンカで家から追い出されたんだけど、彼が妻にとりなしてくれたおかげで家に戻ることができたんだ」と、恥ずかしそうに打ち明けてくれました。

二人での生活とは言え、何かあった時に相談できる相手は多い方が安心です。すべての友人を把握する必要は無いので、お互いに信頼できる友人を紹介する機会を作ってみてください。

自分の知らない、パートナーの違う一面を友人から教えてもらうこともできますし、相手とのコミュニケーション作りで困った時は相談に乗ってもらうことも可能です。お互いの友人を通して人の輪を広げていくことができれば、彼とのより強い絆を結べる効果も期待できるでしょう。

(金丸 標)

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