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栄養士が伝授!ダイエッターが選ぶべきおでんの具5つ

  • 2014.11.21
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寒い時期に大人気の「おでん」。おでんは低カロリーながら満腹感が得られるので、ダイエット中の方にもおすすめの食事です。とはいえ全ての具材が低カロリーという訳ではなく、食べ方によっては栄養素が偏ってしまうメニューでもあります。

今回はダイエット中に選ぶべき「低カロリー&栄養価の高いおでん」のおすすめ具を5つご紹介します。

おすすめのおでん具5つ

1.こんにゃく&白滝

こんにゃくや白滝に含まれるグルコマンナンには、便秘予防や体内の不要なものを体外に排出したり、コレステロールの吸収や血糖値の上昇を抑えたりするなどの働きがあります。大きさにもよりますが、1個あたり10kcal程度でとても低カロリーなことも魅力ですね。

2.大根

大根はビタミンCや食物繊維が含まれているので、免疫力を高め風邪予防に効果的です。1個あたり約30kcalとこんにゃくと並んで低カロリーの具材ですが、しっかり味がしみこんでいるため、満足感を得られる具材でもあります。特に冬場の大根は寒さで甘さが増すので冬のメニューには欠かせませんね。

3.昆布

昆布は食物繊維・カルシウム・ヨウ素などを豊富に含んでいます。特にヨウ素は基礎代謝を活発にしたり脂質や糖質の代謝を促進したりする働きがあるのでダイエット中の方にはおすすめです。昆布は1個あたり約5kcalでとってもヘルシー。海藻は普段の食事で不足しがちなので、おでんでおいしくいただきましょう。

4.たまご

たまごはカロリーだけを見ると1個あたり約80kcalと野菜に比べれば高く感じます。しかし栄養価では優等生な食材で、タンパク質を構成するアミノ酸を数値化した「アミノ酸スコア」はなんと100点満点!

また卵黄に含まれるレシチンという脂質が動脈硬化や脳梗塞の予防にもはたらきます。栄養満点で食べごたえもあるのでおすすめです。

5.イワシのつみれ

現代人に不足しがちな魚由来のDHAやEPAが含まれており、生活習慣病予防の強い味方です。いわしを骨ごと食べると、カルシウムとビタミンDが同時に摂れてカルシウムの吸収率がぐんとアップするので、つみれを手作りするときは骨ごと使うのが栄養価を高くするポイント。

1個あたり約50kcalとカロリーもさほど高くはありませんが、練り製品は塩分が多いため食べ過ぎには注意してくださいね。

おでんのスープには、さまざまな食材に含まれる水溶性の栄養素(むくみを予防するカリウム、代謝や酵素の働きを助けるマグネシウムなど)が流れ出ています。おでんを手作りする時は、塩分を少なめにして野菜の栄養たっぷりのスープを味わうのもおすすめ。ですが、コンビニやレトルトのものは塩分量が多いので、できるだけ避けましょう。

【執筆者】衞藤 敬子/管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。

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