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拾ったどんぐりが銀行に預けられる!? クリスマス・オーナメント作りも紹介!

  • 2016.11.6
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秋になると、公園や林の地面のあちこちにどんぐりが落ちているのを見かけます。子どもたちはどんぐり拾いが大好き。毎年大量に拾ってきたどんぐりに困っているという家庭も多いのでは? そこで、拾ってきたどんぐりの活用法を紹介します。

© famveldman - Fotolia.com

■お金の代わりにどんぐりをためることができる銀行

「どんぐり銀行」に貯金するというちょっと驚きのそしてステキな活用方法はご存じですか?

どんぐり銀行は、子どもが参加できる緑化運動の一種で、緑が広がることをおもな目的として地方自治体や民間団体が運営しています。どんぐりを主催団体に預けると通帳が発行され、「円」ではなく「D(どんぐり)」がたまっていきます。翌年には、預けたどんぐりの個数に応じて苗木などと交換できます。

払い戻された苗木は、自分で植えて育てることもできるし、そのまま専門の方に育ててもらうこともできます。この運動では子どもたちが、楽しみながら自然の大切さや森の生態系について学ぶことができます。

どんぐり銀行の取り組みは、香川県や高知県大川村などで行われています。近くにどんぐり銀行がない場合は、郵送で送ることもできます。

また、スタジオジブリのキャラクターグッズの店舗運営を行う民間企業ベネリックが大川村取り組みに賛同。全国にある同社経営のショップ「どんぐり共和国」、「どんぐりガーデン」が、どんぐり銀行の出張窓口として、持参したどんぐりを受けつけてくれます。

どんぐり預金の申し込みや預金方法は、主催する団体や窓口によって異なります。詳しくは、各団体のサイトで確認しましょう。

■自宅でどんぐりを使う場合に最初に行うこと

外で拾ってきたどんぐりには、雑菌や虫がいる可能性があるので、自宅で使う場合には、最初に消毒をしましょう。お鍋にお湯を沸騰させてからどんぐりを入れ、1~2分ゆでます。その後、水で冷やしてよく水気を切る煮沸消毒が一般的です。

消毒はこれで完了。ただし湿気が残っているとカビが生えることがあるので、ザルなどにどんぐりを入れて、1ケ月以上風通しのよい場所で、しっかり乾燥させましょう。

■子どもと一緒に作れるオシャレなクリスマス・オーナメント

乾いたどんぐりは、ガラス製のビンに入れるだけで、ナチュラル感たっぷりのインテリア小物に変身。キッチンに飾ると、ほっこりやさしい雰囲気になります。また、いまの時期からどんぐりを拾って、消毒すれば、乾燥が終わる頃にはちょうど冬。子どもといっしょにクリスマス用の飾りを作ってみてはいかがでしょう?

© elmowski - Fotolia.com

・「どんぐりゴマ」

どんぐりの頭の部分にキリで穴をあけて爪ようじを刺せば、ちょっと懐かしい「どんぐりゴマ」に変身します。

・クリスマス・オーナメント

ひとつひとつのどんぐりに、ゴールドやシルバーのラメ入りマニュキュアを塗り、キリで穴をあけてヒモを通せば、華やかなクリスマスツリー用オーナメントに早変わり。

・手作りのリース

子どもにも簡単に作るには、段ボールをドーナツ型に切り抜いて、その上に木工用のボンドでどんぐりを貼りつけていくだけ。ビッシリ隙間なく貼りつけてからリボンを結ぶと、オシャレなリースのできあがりです。

今年はたくさんのどんぐりを子どもと拾って、楽しく活用してみたいですね。

<参考>

・香川県 どんぐり銀行

・大川村どんぐり銀行 「白滝の里」(一般社団法人 大川村ふるさと公社)

・大川村どんぐり銀行 どんぐり銀行出張所(ベネリック株式会社)

(二条しおり)

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