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金箔スイーツからレトロな雑貨店めぐりまで。レンタサイクルでめぐる、秋の金沢・自転車さんぽ

  • 2016.11.4
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見どころがたくさんある金沢のまち。あちこち回ってみたいけど、バスだと待ち時間がもったいない…。そんなときにおすすめなのが、金沢レンタサイクル「まちのり」です。 木々が色づく紅葉の季節は、サイクリングにぴったり。「まちのり」でめぐる、金沢おすすめコースを紹介します。

まずは、古都の風情たっぷりのひがし茶屋街へ

「まちのり」は、ポートで借りてポートに返却するシステム。1回の利用時間が30分以内であれば、何回利用しても1日200円の基本料金以外はかかりません。サイクルポートは、駅や観光スポットの近くなど21カ所にあるので、おさんぽ中やお店に入っている間、「どこに自転車置いておこう…」という心配がいらないのがうれしいですね。

駅近くのポートで自転車を借りたら、浅野川の方向へ。主計町茶屋街に隣接する中の橋からひがし茶屋街へと続く梅ノ橋にかけての川沿いは、古都らしいみやびな景色が続きます。ふたつの橋の間にある、浅野川大橋を渡ったところにある、まちのりの「18:東山ポート」に自転車を返却して、ひがし茶屋街へ向かいましょう。

夜は一見さんお断り。雅なお茶屋さんを見学

お茶屋さんのほとんどは「一見さんお断り」ですが、中に入って見学できる施設もあります。「金沢ひがし茶屋街 懐華樓」も、そんな施設のひとつ。夜は老舗のお茶屋として、今なお華やかなお座敷が上げられていますが、昼の間だけ、築190年以上の昔ながらの茶屋建築をじっくり見学することができます。

また、こちらを訪れたらぜひ味わいたいのが、金箔を贅沢に使用した名物・「黄金くずきり」。囲炉裏を囲んだ喫茶スペースで、ゆったりと味わうことができます。

豪華な朱塗りの大階段や草木染めの畳、金箔貼りの茶室など、お茶屋ならではの、粋で華やかな空間を堪能しましょう。

レトロムード漂う尾張町を抜けて尾山神社へ

再び自転車に乗って、兼六園の西側、尾山神社を目指します。百万石通りを挟む尾張町周辺は、前田利家が金沢へ入城する際に、尾張名古屋から商人を呼び寄せて居住させたという商人の町。レトロな雰囲気を楽しみながら行きましょう。

異国情緒漂うステンドグラスに彩られた神社

「6:尾山町ポート」で自転車を返却して尾山神社へ。異国情緒漂う斬新なデザインの神門は、国の重要文化財に指定されています。最上階には五彩のステンドグラスがはめ込まれており、夜には明かりが灯ってなんとも幻想的な雰囲気。 境内の庭園を散策したら、金沢城公園をぐるりと囲むお堀通りを歩いて、金沢21世紀美術館方面へ向かいましょう。紅葉の季節は、色づく木々に囲まれて、うっとりした時間が過ごせますよ。

自転車ですいすい、竪町&新竪町ストリートへ

金沢21世紀美術館の裏手にある「14:広坂ポート」から自転車に乗って向かう先は「12:竪町ポート」。ポートがある竪町広場は、ひと休みできるベンチのある憩いの場。目の前の賑やかな通り・竪町商店街は、ファッションビルを中心に多彩なショップが軒を連ねる、北陸の流行発信地です。

和モダンで現代的なセンスの店舗が目を引くのは「八百屋 松田久直商店」。100年以上続く老舗青果店を引き継いだ現・店主が、昔ながらの量り売りのスタイルで営業しています。平台のザルには、加賀野菜をはじめ、地元の青果物がずらり。おすすめの調理法なども教えてくれますよ。

元理髪店の古い建物を、当時の雰囲気をそのまま残して改装したレトロなバール「パーラーコフク」。コーヒーや喫茶メニューだけでなく、昼下がりからアルコールが楽しめるお店として親しまれています。近くのポートで自転車を返却してから、地元の人に混じってのんびり昼呑みもいいですね。 交差点を渡った先に続く新片町商店街は、昭和の雰囲気を残したまま営業する雑貨店や骨董品店など、個性的な店が揃うストリート。あれこれ覗いて、お気に入りを探してみて。

「まちのり」を使いこなそう

自転車での移動は、少し遠回りになっても、交通量の多い大通りを避けて、裏通りを行くのがおすすめ。自転車の前カゴについているポートマップには、まちのりおすすめルートも記載されているので、参考にしてみましょう。バスや徒歩では気がつかなかったまちの雰囲気を楽しみながら、安全運転で旅を楽しんでくださいね。

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