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将来像が一致しない彼…このまま結婚してしまっても大丈夫?【黒川伊保子】

  • 2014.11.21
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家事も育児もしっかり手伝ってくれる「イクメン」がブームになっている今、自分の彼はそうなるのか不安…。そんな読者の悩みに脳科学者の黒川伊保子さんが答えます。

【質問】

彼とは仲もいいし、できれば結婚したいと思っています。ひとつ気がかりなのが、彼は仕事をバリバリしたい人なので、結婚後は家事育児を分担したくないと言っている点です。私も仕事が好きで続けていきたいので、ひとりで家事育児を抱えていく自信がありません。彼との結婚は諦めた方がいいでしょうか? それとも、彼に変わってもらうべきなのでしょうか? 自分が変わるべきでしょうか?

(28歳 会社員)

【回答】

まず、覚えておいてほしいことがあります。女性脳は、ずっと先までの確約を欲しがります。それは、脳の演算方式のせい。プロセス(経過)に意味を見出す脳なので、過去にこだわるし、未来が気になる。しかし、男性脳は、今のこの瞬間を生きている脳なのです。まだ生まれてもいない子どもの子育てに至るまで縛られそうになったら、結婚どころか、あなたへの情熱さえも萎えちゃうかも。

結婚前に、結婚後のことをいろいろ言って約束させるのは、絶対にお奨めできません。石橋を叩いて渡るならいいけど、叩いて割っちゃわないでね。

さて、あなた自身が仕事と育児の両立に自信がないということ。昔から案ずるより産むがやすし、と言って、本当にそう。案外、どうにかなるものです。だって、自分の子どもは、本当にかわいいもの。「傍にいて触れていたくてたまらなくなる」から大丈夫。

「恋をしたら、仕事が手に付かないかも」なんてことないでしょう? 彼に早く会いたいから、仕事の効率を上げて何とかしてしまう。結果、仕事の評価も上がったりして。

その奇跡は育児にも起こりますし、彼にも、その変化が起こります。我が家の夫も、育児になんてとんと参加する気がないと思っていたのに、気が付いたら、保育園の遠足の付き添いをどちらが行くかじゃんけんで争うくらいのイクメンに。大丈夫、大丈夫。

一方で、私は、自分の子育て経験から、子育ての主役はやはり母親だと思います。母親は、赤ちゃんと意識のどこかがつながっていて、テレパシーみたいに意志や体調がわかる。パパはやっぱりそんなわけにはいかないから、本当に大事なときは、母親が触れていないと危ないのです。だから、「彼とイーブンで子育て分割」なんて言ってると、子育てはうまくいきません。

女は、子供を産むんなら、たとえシングルマザーでも産みたいくらいの気持ちで産まないとしょうがないと思うの。この男の子供を、自分がひとりで育てても欲しいと思えるなら産む、くらいの覚悟が「子供を持つ」ということには必要ですよ。

でもね、それだけの価値が、子どもにはある。私は今、23歳の息子と本当に仲良し。ナイトのように守ってくれ、本の貸し借りをし、ロックコンサートにも舞踏会にも一緒に行くし、ショッピングもレストランデートもする。バイクで放浪なんて、私には絶対出来ない冒険を彼がして、それを語ってくれるし。この子のおかげで人生が本当に楽しいです。

子どもは自分のもの。子育ては、自分の責任であり、究極の楽しみ。そう覚悟を決めて、シングルマザーみたいな覚悟でいたら、あらら、家計を半額でも入れてくれて、家賃も払ってくれている男がいたわ、という感じで夫を捉えたらラクじゃない? その上、母子で熱を出したら、とりあえず最低限の家事もやってくれるなんて奇跡(微笑)。

だって、誰だって両手に荷物をもって転んだ人をみたら手を添えずにはいられないじゃない。もしそのときにいっぱいいっぱいだったら、「進んでやってくれない」なんて意地張ってないでおむつとミルク渡しちゃえばいいじゃない。

最初から「半分やってね」と約束を取りつけなくても、その時になったら相手も手を差し伸べるはず。だから大丈夫よ。それでも、手伝ってくれなかったら、イクメンの夫婦2組くらいと一緒に休日を過ごすのがおすすめ。

男性脳は、規範に従うのが心地いいので、「これが世の中の約束ごとなんだ」と思うと同じことをしたがります。特に、日本男子は周りがやっていることに従う習性があるので、この方法は効果テキメンなはず。

ただ、そのときに「ほら、あの人もやってるよ」と言うのはダメ。他のパパたちは赤ちゃんを抱っこしてるのに、自分だけ何もしないで座ってる、これはみっともないことだと本人自身が自覚することが大切です。

まとめ:黒川伊保子が教える、幸せを呼ぶ脳のつかい方

あとは、その場になったら「美容院行ってくるからお願いね!?」と無邪気に頼んじゃってください。重ねて言うけど、女性脳は将来の約束を取りたがるけど、それは男性からしたら意味がないこと。今から心配せずに、まずはふたりのいい関係を築いていってくださいね。

毎週金曜更新

(安田光絵)