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親子の絆も深まる! 赤ちゃんの言葉を育てるコミュニケーション術4つ

  • 2016.11.1
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1歳の娘を育児中のママライター、なかやまあぽろです。

2歳の誕生日を2か月後に控え、ようやく「ママ、だっこして」や、「お花、きれいね」などとおしゃべりを始めました。

娘の健診の際、用意されていたイラストをことばにして言うテストがあり、娘はあまり答えられず、ショックだったことがあります。

しかし、ことばの発達には子どもの個々に合った成長のスピードがあるので神経質にならなくてもよい、と育児指導の方よりアドバイスをいただいたことがあります。

「早くことばを話してほしい!」と思うママやパパがほとんどだ、ともおっしゃっていましたが、パパやママ、周りの方が赤ちゃんのことばの育ちの過程でできることは、“ことばの育ちを上手に支えること ”だそう。

今回は、言語視聴覚士の方のアドバイスの一部を「赤ちゃんが乳児期からできることばの育て方のポイント」として具体的にまとめてみました。

●(1)ミラリング:赤ちゃんの動きを真似してみましょう

生後3か月くらいからは、赤ちゃんも少しずつ自分で体を動かせるようになっていきます。

このころから、赤ちゃんの顔の近くで手をパタパタさせたり、握ってみたりと、ママやパパはぜひ赤ちゃんの動きを真似してみてください。

少し大きくなっておすわりができたら、積み木をカチカチならすのを真似たり、ラトルを振ってみたり……。

自分と同じ動きをしてくれるママやパパに興味を持ち、次第に特別な感情へと変化していく そう。

真似をすることで赤ちゃんが興味を持ち、さらに大人の行動を注意深く観察するようになるでしょう。

このような行動のことを、鏡に写すように真似るという意味で、『ミラリング 』と言います。

●(2)モニタリング:音を拾って返してみましょう

「ぶー」「あー」「うにゃうにゃ」など、赤ちゃんがご機嫌なときに発する声はとてもかわいいものです。

大人にとっては何の意味もない声かもしれませんが、赤ちゃんは何かをママに伝えたいというときも。

赤ちゃんがおしゃべりしてくれているときは、声を真似して返してあげてみてください。

赤ちゃんは“音を出す”と、“ママから同じ音が返ってくる”ことをしだいに楽しむようになり、お話しをする楽しさを少しずつ知る ようになってくるそう。

この動作のことを、音を拾いそれを返すという意味で『モニタリング 』と言います。

●(3)パラレルトーク:平行して気持ちを代弁してあげましょう

ごはんを一緒に食べて赤ちゃんがにっこり微笑んだら、「おいしいね」と言い、熱いものに触ってしまったら、「アチチだったね」など、まだお話しできない赤ちゃんの気持ちを代弁してあげましょう。

たとえば、頭をぶつけて「大丈夫、痛くないね!」と励ますのではなく、「痛いね」と、子どもの気持ちを声に出してあげること。

このように、子どもと並行して気持ちを言葉にすることを『パラレルトーク 』と言います。

ママやパパは自分の気持ちを一番に理解してくれている という安心感は、子どもの一生を支える宝物になるそう!

●(4)セルフトーク:自分の行動を口に出して聞かせてあげましょう

おむつを替えるときに、「あれ、おむつどこいったかな?」と子どもに話しかけ、子どもがお話ししているママに注目し始めたら、「おむつを探しているんだよ」とにっこり。

そして、「あった! さあ、きれいにしようね」と語りかけながらおむつを替える……。

このように、ママ自身の行動を口に出して言うことを『セルフトーク 』と言います。

まだ小さな赤ちゃんのころには反応がなくても、繰り返し行うことによって、赤ちゃんは次第に「おむつ」や「探す」といったことばの意味を知る ようになってきます。

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親子で楽しい時間を過ごして、よりよいコミュニケーションを取っていくことが、ことばを育てる助けになります。

焦らずゆっくり、“ことばを育てる特別な時間”を楽しめるといいですね。

【参考文献】

・『ことばが伸びるじょうずな子育て』中川信子・著

●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)

●モデル/神山みき(れんくん)

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