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心当たりある…。人はなぜ引きになった相手をイジメてしまうのか?

  • 2016.10.31

本当は相手のこと、すごく好きなのにどうしても正直になれない……憎まれ口をたたいたり、いじわるしてしまう……、そんな経験を持つ人も多いのではないでしょうか? また、逆にいつも自分のことをイジメてくるくせに、ある日突然告白されたことがある……という経験はどうでしょうか?

好きなら好きで、正直な感情をぶつける方がよいと頭ではわかっていても、素直になれないのはなぜなのでしょう?

それは“反動形成”という心のメカニズムが関係しているようです。

 

■反動形成とは?

反動形成は、オーストリアの精神分析学者であるフロイトによって提唱された防衛機制。これは、自分で意識したことが自分にとって受け入れることができない場合に、その逆の行動をとって精神的に楽になろうとすることを指しています。つまり、本来持っている気持ちとは反対の行動をとってしまうということです。

 

■フラれるのが怖い…だったら好きという気持ちをなくしてしまおうという心理

では、人はなぜ好きになってしまった相手をイジメてしまうのか……についてです。反動形成という心理を使って説明すると、こうなります。「やっと自分に好きな人ができた! でもこの気持ちをどうしたらいいかわからないし、もし告白してフラれてしまったらツライ……それならば好きという気持ちを見透かされずに、好きじゃないって態度をとっておこう」ということになります。その結果、形としていじめているように見えるのです。

 

いかがでしたか? この気持ちは学生のときにありがちですが、大人の世界でも見え隠れすることもしばしば。相手のことを考えて、素直な気持ちを伝えるコミュニケーションを心がけることでスムーズな人づきあいができるのではないでしょうか。

【画像】

※ ESB Professional / Shutterstock

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