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家事も育児もみずから動く! 頼れるパパの育て方

  • 2016.10.31
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結婚前は実家住まいだった夫は、炊飯器や洗濯機など触ったこともありませんでした。それがいまでは、育児も家事もやってくれるように。このように、夫を頼れるパパへと育てるには、妻である私から意識的に働きかける必要がありました。

© Halfpoint - Fotolia.com

今回は、ほぼ家事経験ゼロの夫に対して、筆者が行ったことをご紹介します。個人的な経験談にはなりますが、家事や育児を怠りがちな夫に悩む方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

■まずは夫に「どんな生活がしたいか」を確認

「新婚の時期は言うことを聞いてくれるだろうから、今のうちに旦那を育てないとダメだよ!」

夫をちゃんと家事ができる人に育てなくては…。そう思ったのは、友人からのこんな忠告があったから。

当時、まだ新婚だった私は、早速、夫にこの友人の話をしました。そして、2つの選択肢を提示したのです。

ひとつめは、私が専業主婦になって家事はできるだけ完璧にやるけれど、もちろん私の収入はなし。貯金をするのは難しいし、旅行にも行けない。

ふたつめは、私が仕事をそのまま続ける代わりに、家事はできる方がやる。夫の仕事が早い時間に終わるので、平日は夫の家事負担が大きいかもしれない。でも、貯金もできるし、旅行にも行ける。

「どっちの暮らしが理想的?」と聞きました。その答えは「どっちでもいい」。不満そうに回答したので良く覚えています。

「だったら、仕事を続けるから家事を覚えてね!」

こんな感じの口約束で、家事の指導が始まりました。

■私が夫に教えたこと

家事は、挙げるとキリがないくらいたくさんの仕事があるので、思い出せる限り書き出したいと思います。

© Daxiao Productions - Fotolia.com

まず教えたのは、お米の研ぎ方と炊飯器の使い方。夫の帰りが早いので、お米を炊いておいてもらう機会が多かったからです。

まったくやったことがなかったようで、研ぐ方法も一から指導。炊飯器はスイッチを押すだけなのですが、最初の頃は水を入れ忘れたり、スイッチを入れ忘れたり、ほかにもいろいろな失敗がありました。

おかずは自ら作ってくれるようになりましたが、料理をしながら「片付ける」という意識がなかったので、それを教えました。いまだにコンロ周りの油はねなどには無頓着ですが、細かい部分は私が掃除しています。

食器を洗った後、ついでにシンクや排水溝ネットの生ごみもキレイにする。こんな細々とした家事を少しずつ、少しずつ教えていき、今では大概の家事をこなせるようになりました。

■感謝の気持ちは忘れずに

気をつけているのは、「ありがとう」を頻繁に伝えることです。そして、やってもらったことに関しては、文句を言わないこと。「文句があるなら自分でやる」が我が家のルールになっています。

ご飯を作ってくれたときは、「おいしいね!」と子どもと一緒に誉めちぎりながら食べています。

夫も、私が食器を洗えば「ありがとう」と必ず言ってくれます。

家事を分担にして一番良かったと思うのは、「家事や育児の大変さ」を理解してくれたこと。もし、結婚後に仕事を辞めて一人で家事をこなしていたら、「家事って楽だろうな」とか、「仕事をしていなくてズルいな」と思われていたかもしれません。

■育児はもはや「当たり前」に

© volkovslava - Fotolia.com

育児に関しては、分担を決めていません。

私が家事をしているときは夫が子どもの世話をして、夫が家事をしているときは私が子どもの世話をします。

家事の分担が習慣になっていたためか、育児を2人で協力することは生まれる前から「当たり前」になっていました。

今では「家事と育児を一人で完璧にやるより、会社で仕事してた方がずっと楽だよ~」と言ってしまう夫。この先、もし私が仕事を辞めることになったとしても、家事と育児はきっと協力してくれるだろうと思います。

「イクメン」や「父親の育児参加」などの言葉を聞くと、正直少し違和感を覚えるほど、我が家で父親が育児をすることは当たり前になっています。本当の「イクメン」を育てる鍵は、結婚直後からの家事指導にあるのかもしれません。

(あまみや)

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