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コスパ最高の薄切り肉アレンジ!満腹「ピカタ」

  • 2016.10.25
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比較的安く手に入る豚肉は、家庭料理に欠かせない食材です。ただ、頻繁に登場するだけに、調理方法のマンネリ化が気になるところ。そこで今回は、豚肉をおいしくボリュームアップさせられる料理として、「ピカタ」を紹介します。

「ピカタ」はもともと、薄切りの子牛肉をソテーして、ソースと一緒に食べるイタリア料理。日本では、肉や魚に卵などでつくった衣をまとわせて焼いた料理として定着しました。

この日本版「ピカタ」は、衣がついているので少量の豚肉でも食べ応え十分。つくり方も簡単なので、食費節約&料理の時短に役立つメニューです。

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■薄切り肉で手軽に! 簡単ピカタ

まずは、基本的なピカタのつくり方から。使用する豚肉は、薄めにスライスされたものがおすすめです。しゃぶしゃぶ用などのかなり薄いものを使う場合は、2~3枚重ねて調理すると良いでしょう。

もちろん、ヒレ肉やトンカツ用などを使ってもOK。その場合は、麺棒で軽く叩いて薄くのばしてから、薄切り肉と同様に調理します。

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<つくり方>

1、ボールに卵(1個)、粉チーズ(大さじ1/2~1程度)、塩・コショウ(各少々)を入れてよく混ぜ合わせ、衣をつくっておく。

2、豚肉の両面に塩・コショウを軽く振り、全体に薄力粉を薄くまぶす。

3、1の衣に2の豚肉をくぐらせ、油をひいたフライパンで両面を焼けば完成。

卵の大きさにもよりますが、紹介した分量で衣を作った場合、300g程度の豚肉を調理することができます。

この基本のピカタは、塩コショウだけの本当にシンプルな味付けです。このままでもおいしいですが、食べるときにお好みでケチャップ・マヨネーズ・ソースなどをかけると、より満足感のあるおかずになります。

■ちょっと工夫して、アレンジ・ピカタ!

衣を少し工夫するだけで、いろいろなバリエーションが楽しめてしまうのもピカタの大きな魅力。手持ちの食材を上手に使って、アレンジ・ピカタを楽しみましょう。

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●カレー風味のピカタ

衣をつくるときにカレー粉をプラスして、カレー風味に仕上げます。カレー粉が加わってしっかりとした味になるので、そのままお弁当に入れてもOK。

●紅ショウガ入り和風ピカタ

衣に細かく刻んだ紅ショウガ・青ネギを混ぜ込むと、少し大人っぽい味の和風ピカタに。紅ショウガが効いているので、おかずとしてはもちろん、おつまみにもピッタリ。味が物足りないと感じたら、焼き上がった和風ピカタに、しょうゆを少し垂らしても良いでしょう。

●ハーブ・ピカタ

ピカタはもともとイタリア料理ですから、イタリアンによく使用されるパセリ・バジルなどのハーブ類がよく合います。衣に刻んだパセリ、ドライバジルなどを混ぜ込んで焼けば、本格的なイタリアンメニューに早変わり。おもてなしメニューとしても使えます。

衣をまとわせて焼くだけと、とても簡単なのに、お肉がふっくら仕上がり、冷めてもおいしい「ピカタ」。基本のつくり方さえマスターしておけば、あとはアイデア次第で、さまざまなアレンジを楽しむことができます。

また、豚肉だけではなく、鶏ささみ・鶏胸肉・魚を使ってもおいしくできるので、あまった食材の使い道に困ったときも大助かり。夕食やお弁当のおかずに困ったら、「ピカタ」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

(森川ほしの)

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