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星野源も仰天!? プランナーが語る「契約結婚」のリアル

  • 2016.10.21
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先日スタートした新垣結衣さんと星野源さん主演のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が人気ですね。そんな話題のドラマで取り上げられているのが“契約結婚”です。夫が雇用主で妻が従業員、つまり給料をもらって妻になる結婚のカタチがラブコメディとして描かれていますが、実は決してフィクションの世界ではないんです!

アメリカなどの海外をはじめ日本でも、契約結婚は新しい結婚のあり方として徐々に広まりつつあります。そこで今回は、200組以上の新郎新婦をサポートしてきた筆者が、契約結婚のリアルをご紹介します。

 

■そもそも契約結婚とは? どうすればできるのか?

契約結婚というのは、“結婚前に”夫婦間での約束事を具体的に決めたうえで、その内容を正式な書面(婚前契約書)として取り交わし、結婚することです。

口約束ではなく、仕事さながらに契約書を作成します。難しそうに聞こえますが、婚前契約書は行政書士などに依頼しなくても、自分たちで作ることができるんです。ふたりの住所と氏名、印、そして契約日の記載があれば、それは正式な書類として認められます。テンプレートもあるので、作成はそこまで難しくありません。こうして契約書を交わせば、晴れて契約結婚となります。

 

■契約内容は、法律違反でなければふたりの自由!

婚前契約書としての体裁をなしていれば、約束事の内容は法に反さないかぎり“なんでもアリ”です。だからこそ、契約結婚は枠にとらわれない多様さがあります。

たとえば“お互いに浮気をしてもOK、そのかわり報告は必ずすること”というもの。お互いに気持ちが盛り上がっているはずの結婚時に、浮気してもいいよ!と決めてしまうなんて驚きですよね。でも、常に新しいドキドキを求めつつも、ずっと一緒にいられる落ち着く相手も必要という人は意外といるようで、契約結婚ではわりとある内容なんですよ。

ほかにも“○○したら離婚”と慰謝料とともにハッキリ決めておいたり、お互いの収入の○%を家計に入れる、などと財産について詳細に決めたり……。

契約内容にはいろいろありますが、知人のウエディングプランナーは“親族との関わり方”が定められた契約結婚を扱ったことがあるそうです。親族が集まる頻度や両親の介護などで揉めることの多い昨今、契約結婚という形で事前に決めておくのはよいアイディアかもしれませんね。

契約を破ったときにどうするかということもあらかじめ決めておきましょう。

 

■契約といっても堅苦しい約束事にこだわる必要はない

離婚時のことや財産、親族のことなど、契約ということにとらわれて約束事にこだわってしまいがちですが、単にふたりの目標を記載してもよいんです。2020年までにマイホームをもつ、子どもを授かるなど、人生プランをより一層ハッキリさせる意味で契約結婚を選ぶ夫婦も実際にいます。

契約結婚は離婚することになってもドロ沼になりにくいと言われますが、事前にお互いの意見を徹底的にすり合わせることで、そもそも価値観の違いでの離婚を避けることにもつながります。

 

割りきった夫婦関係を築ける契約結婚、いかがでしたか? 30~40代の自立したオトナ女性には、こうしたちょっぴりドライな結婚のカタチもちょうどよいかもしれません。選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

【筆者略歴】

※ Y.NISHIKAWA ・・・ 全米ブライダルコンサルタント協会員。ホテル・専門式場でブライダルプランナーとして勤務したのち、ブライダルライターとなり独立。結婚を意識するすべての女性の利益となる情報をつまびらかにすることがモットー。

【画像】

※ Milkos / Shutterstock

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