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まるで新人に戻った気分! 産後ママが復職した際に感じた不安3つ

  • 2016.10.19
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こんにちは、佐原チハルです。

“保活”と呼ばれる怒涛の日々を乗り越えた先、ママたちには“仕事”という日常が待っているはずでした。けれど仕事に復帰した直後のママたちの中には、こう感じた人たちも多かったはず。

「ここまで大変だと思わなかった」「どうしよう、自分はこんなことでいいんだろうか」。

今回は、“復職後に感じた不安・困難”について、ママたちの声を集めてみました。

●(1)体力の圧倒的な不足を感じた

『育児には体力がいるとは聞いていたし、覚悟してやっていたつもりだったけど、復職してからはシャレにならないしんどさだった 』(30代・1児のママ)

妊娠前までスポーツをしていたという彼女は、体力には自信があったそう。けれど出産後、育児のハードさを知って驚いたそうです。復職したときは「これで少しは息がつけるかも」という気持ちもあったのだとか。

『昼間は普通に仕事して、でも夜泣きがあるから夜だって眠れなくて、体力というか、生命力がゴリゴリ削られている ような感じ』

夜泣きがなくなり、彼女も睡眠を取れるようになってからは、忙しいながらもやっと「大丈夫」と思えるペースで生活できるようになったそうです。

●(2)仕事のペースがつかめない

『早く復帰しなきゃ置いていかれる! って気持ちが強かったので、半年しないで育休を切り上げて復職したんです。でも、甘かった』(30代・1児のママ)

育休中は「少しでも遅れをとらないように」と努力し、また職場からも定期的に連絡があったそうなのですが、復職直後は、ともかく焦りが強かったそう。

『新人じゃないのに新人みたいな気分だった。職場の空気やペースに乗り切れないというか、私だけテンポがズレている みたいな』

復帰してからの時間が経つにつれ、そうした“ズレ”を感じることは少なくなっていったそうですが、『あのころは自分も、きっと周りのみんなも大変だったと思う』とのことです。

●(3)育児も仕事も中途半端なのではないか、という焦り

『私なにやってるんだろうって、毎日のように思っていました』(20代・1児のママ)

時短勤務で復帰した彼女は、時短だからといって成果を落とさないように……と、日々がんばっていたそうです。

一方で、仕事に復帰したからといって、当然自分の子どものことを“犠牲”にもしたくない、と手を抜かないようにしていたとのこと。

『でも、仕事は成果があげられるばかりじゃなかったし、子どもだっていつも予定通りに動いてくれるわけじゃないから、うまくいかないことだらけ で』

仕事も育児もうまく回らず、どちらともが中途半端になっているようで、苦しかったそうです。

『大事な仕事を控えてるときに、子どもが体調を崩したりして。そうすると、「なんでこんなときに!」っていう苛立ちと「もっと体調に気をつけてあげられたらよかったのに」っていう罪悪感とが湧いてくるんです』

苛立ちと罪悪感とを同時に感じてしまうのは、とてもツラかったそうです。それを感じていること自体に対しても、また罪悪感を抱いてしまう……という、悪循環に陥ってしまうことも少なくないそう。

『もうどうしようもなくなってしまって、結局は「どっちも“ちゃんと”したい」って考えるのを諦める ことにしました』

諦める、というと、あまりよくない印象を持ってしまうことも少なくないかもしれません。

けれど諦めることで、できることとできないこと・することとしないことの線引きを上手につけられるようになった、とのことです。

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今回お話をきかせていただいた皆さまには、共通している部分がありました。

それは、「大丈夫、大抵は時間がちゃんと解決してくれるから! 」ということ。

出口が見えない暗闇を進むというのは、気力も体力も大きく消耗することです。けれど、子どもはぐんぐんと成長していってしまいます。永遠はありません。出口は必ずあるのです。

『“いまツラい”っていう状況は、どんなにツラくてもどうにかしていく以外に道はない。でも復職して子どもが保育園に通っているってことは、職場の人も、保育園の先生たちも頼ることができる。復職できて、味方も増えたということ』(30代・1児のママ)

自分と夫だけでなく、周囲の人たちにも助けてもらいつつ子育てを乗り越えられるというのは、心強いことですね。

●ライター/佐原チハル(フリーライター)

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