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抱っこの姿勢が悪いとぽっこりおなかに!? ママのための簡単エクササイズ

  • 2016.10.17
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腹筋運動をしたり、食事に気をつけたダイエットをしたりしているのにおなかだけがやせない…。ママたちが抱えるボディの悩みのひとつですよね。

© Africa Studio - Fotolia.com

30代後半の女性のぽっこりおなかの原因を「肋骨(ろっこつ)が開いているせいかも」というのは、アンチエイジングデザイナーの村木宏衣さん。「え! 肋骨が開いているってなに!?」ということで、詳しく伺ってみました。

■「PC作業」と「抱っこ」がワーママ肋骨を開かせる!?

「肋骨は背骨につながった、内臓を覆っている骨のこと。正しい位置にあれば、内臓をしっかりホールドしてくれますが、前傾姿勢が習慣になってしまうと、腰に近い、背骨の下側についている肋骨が開いてしまいます。すると、胃や腸が下がってしまい、下腹がぽっこりしてしまうんです」(村木さん)

たとえば、勤務中のデスクワーク。集中していると、つい、猫背になってしまうことがありますよね。肩や首がコッてバキバキになっているとき、知らず知らずの間に肋骨が開いてしまっているのかもしれません。

また、小さいお子さんがいるママにとって、「抱っこ」は日常。このときも子どもの重さで前傾姿勢に。

「しかも、バランスをとるために反り腰になってしまいますよね。そうすると、ますます肋骨が開き、おなかが前へ出てしまいます」(村木さん)

■肋骨の開きを解消する「ゆるめケア」をはじめよう

では、肋骨を正しくケアするにはどうしたらいいのでしょうか。

「まずは、正しい姿勢を心がけることです。壁にかかとと背中をつけて立ち、あごを引いて後頭部と肘もつけます。その状態を自然な呼吸で1分から2分キープします。毎日続ければ、肋骨が意識されて正しい位置に戻ってきます。

とても手軽な方法ですが、いきなりやろうとすると意外にキツイと感じる方も多いようです。それは、体の筋肉が固くなってしまっているせい。そういう場合は、ほぐすケアから始めるのがおすすめです」(村木さん)

■村木さんおすすめ! テニスボールを使った簡単ケアの方法

用意するのは硬式テニスボール1個。「とくにほぐしたいのは、肩甲骨から背中全体、そして二の腕です。この部分は、手が届かなかったり、ほぐすのに力が必要だったりと、深層部に刺激を与えにくい場所です。

そこで試してほしいのが、硬式テニスボールを使ったケア。ネットやスポーツ用品店などで簡単に手に入りますし、大きさも硬さも最適です」(村木さん)

【肩甲骨まわりから背中全体をほぐす方法】

1.床にバスタオルやヨガマットなどを敷き(カーペットの上でもOK)、仰向けに寝る。

2.膝を立てる。

3.硬式テニスボールを背骨と肩甲骨の間に入れる。

4.ゆっくり呼吸をしながら、肩を大きく内回りに3回、外回りに3回まわす。

「肩甲骨と背骨の間を背骨に沿って左右3~4ヶ所、肩甲骨の中心と下の頂点あたりをそれぞれ左右、合計で10~12ヶ所行ってみてください。ボールを背骨の上に直接当てないように注意してください。のせない筋肉がほぐれて動きがスムーズに、体が軽くなるのを感じるはずです」(村木さん)

【二の腕をほぐす方法】

1.床にバスタオルやヨガマットなどを敷き(カーペットの上でもOK)、仰向けに寝る。

2.膝を立てる。

3.腕の位置は肩と同じ高さにし、硬式テニスボールを床と腕の付け根の間に置く。

4.肘を曲げ、肘から下の腕を外回しに6回まわす。

「二の腕は、上部、中央、肘上と、3ヶ所にわけると効果的です。腕の緊張がとれると、指先や背中もリラックスでき、深く呼吸ができるようにもなります」(村木さん)

固くなった筋肉は骨の動きを制限してしまうのだとか。肋骨の開きを解消するためには、正しい姿勢への意識と同時に、ほぐしケアが大切だと村木さんはいいます。

「これらのケアは、筋肉をほぐすと同時に、肋骨の開きそのものにもダイレクトにアプローチしてくれます。自分が気持ちいいと思った場所にボールを使ってみてください」(村木さん)

(取材協力)

スタイルM代表 アンチエイジングデザイナー 村木弘衣さん

(参考)

・村木宏衣著『顔筋整骨パーフェクトビューティ』(主婦と生活社)

(マムズラボ)

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