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プロが教える!どんどん毛穴が詰まる「NGケア」と「正解ケア」とは

  • 2016.10.1
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鼻の黒ずみ、別名“いちご鼻”。毛穴の黒ずみの多くの原因が角栓詰まりといわれています。

しかし、他にも紫外線の影響で毛穴の出口付近にメラニン色素が蓄積して黒く見える“メラニン毛穴”、水分が失われ肌が乾燥して皮膚の弾力がなくなり毛穴が開いて黒く見える“乾燥毛穴”、ニキビの炎症により皮膚が凸凹になって黒く見える“クレーター毛穴”などがあります。

今回は、長年美容業界で活躍してきた筆者が、鼻の黒ずみの原因で最も多い“詰まり毛穴”の原因とケア方法についてお教えします。

 

■詰まり毛穴の原因は?

鼻を触ってザラザラ・チクチク・ボコボコ、硬く感じたら”毛穴の詰まり”が原因です。

毛穴に詰まった老化角栓(古くなった角質と皮脂が混ざったもの)や皮脂・汚れなどが混ざって毛穴に詰まり、それらが空気や紫外線にさらされ酸化し、白色の塊が黄色から黒色に色を変えて黒ずみになっていきます。

また、角栓が毛穴に詰まることで毛穴が広がり、広がった毛穴の影で黒く見えて毛穴が目立つ場合もあります。

 

■やってしまいがちな間違いケア

(1)指で角栓を押し出す

カチカチ・ザラザラ状態で詰まった頑固な角栓を、指や爪・毛抜きなどを使って引き抜いたり、押し出したりしないこと。

肌に強烈なダメージを与えると、かえって毛穴が広がったままになったり、硬くなってしまいます。

(2)ゴシゴシ洗う

黒ずみを早く除去したいからといって、ゴシゴシ長い時間かけて洗うのはNG。

肌の水分保持物質のセラミドまで洗い流してしまい乾燥してしまいます。また、過度な摩擦は、角質を厚くしたり、メラニンを活発にしてシミの原因になってしまいます。

(3)毛穴パックのやり過ぎ

頻繁に毛穴パックをすると、刺激で毛穴が広がったままになったり、角質を取り過ぎ敏感肌に傾いたりします。

 

■毛穴の詰まりのケア方法

毛穴詰まりをケアするためには、皮脂と角質対策が必要です。

●皮脂対策

(1)基本は洗顔

毎日のメイク、皮脂の汚れは、クレンジングをなじませて汚れを浮かし取ります。そして、よく泡立てた洗顔で優しく丁寧に洗い、すすぎを20~30回行います。そうすることで肌も柔らかくなり毛穴に詰まった角栓も取れやすくなります。しっかり落とすとはいえ力加減に注意が必要です。優しく丁寧に。

ふきとり化粧水(クレンジングローション)もオススメです。余分な角質を取り除いたり、肌を柔らかくする効果もあります。ふきとるときも力加減には気を付けて。

(2)皮脂分泌のコントロール

皮脂分泌のコントロールのできる“ビタミンC誘導体”入りの化粧水がオススメです。

ビタミンC誘導体もいろいろなあります。下記の成分記載されているものを使用しましょう。

・パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na

・リン酸アスコルビルMg

・3-O-エチルアスコルビン酸

・アスコルビン酸Na

(3)脂取り紙

皮脂が浮き始めたら、早めに皮脂を取り除きましょう。ポーチに入れて持ち歩いておきたいアイテムです。

 

●角質対策

(1)酵素洗顔

角栓の原因のひとつ、角質は“タンパク質”でできています。酵素洗顔はタンパク質を分解し、皮膚を柔らかくする効果もあります。

しかし洗浄力が強いので毎日はNG。1週間に2回程度がベストです。

(2)ピーリング

肌表面の古い角質を取り除くスキンケアアイテムです。乳酸・グリコール酸・フルーツ酸などが配合されています。

ピーリング後は、古い角質が取り除かれたことで、ツッパリ感や乾燥を感じることもあるので“保湿ケア”もしっかりしましょう。

 

鼻は顔の中でも皮脂が多く出る場所です。毎日コツコツ基本のお手入れで酸化した皮脂や汚れを丁寧に優しく落とし、その後しっかり保湿ケアをすることで、黒ずみともサヨナラできます。毎日基本的なお手入れを行うことが大切ですよ。

【筆者略歴】

※ a.kumi ・・・長年美容業界で携えた知識と技術で、年齢と抗うことより心身共に美しく年を重ねる提案を発信している。

【画像】

※ Irina Bg / shutterstock

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