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出産するなら「25歳以下」VS「30歳以上」どっちが良い?

  • 2016.9.28
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【女性からのご相談】

高校から付き合っている彼氏がいます。彼は子どもへの憧れが強く、最近結婚を迫られるようになりました。

自分の母親や職場の年上の人などから、よく「子どもは早くに産んでおいたほうが絶対に良いよ〜」と言われることがあるのですが、 私自身は若いうちにたくさん遊んでおいたほうが得な気がしています。実際に産んだことなんてないので想像でしかないのですが……。

早くに子どもを産むのと、例えば30歳以上で母親になるのとでは、どのような違いがあるのでしょうか? 具体的なメリット・デメリットを知らないので、教えてください。

目次 若くして出産を経験したママたちでも、メリットばかりとは限らない!“25歳以下グループ”が感じるデメリット〜30歳以上の利点〜“30歳以上グループ”が感じるデメリット〜25歳以下の利点〜人生は一度きり! 後悔のない選択を

●A. 若くして出産を経験したママたちでも、メリットばかりとは限らない!

ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。

晩婚化や高齢出産が叫ばれて久しい昨今。出産年齢に関する意見としてフィーチャーされがちなのは、相談者様が耳にされたような「出産は早いほうがイイ!」という意見です。

しかし、早くに出産したママたちに一切の後悔はないのか……? と聞かれれば、答えは「NO!」 でしょう。

個人的な話ですが、私は24歳のときに第1子を妊娠しました。(現在と比較して)まだ若い年齢であったため、肉体的には特に苦痛を感じることもなく妊娠、出産、育児のステップを進めたと実感しています。

しかし、例えば金銭的なテーマに焦点を当てたとき、30オーバーのママたちが持つ余裕を「うらやましい!」と感じた瞬間は一度や二度ではありません。

“隣の芝生”ではありませんが、どんな年齢で出産したにしろママたちには何かしらの後悔を感じた経験があるはず。

そのように抱いたデメリットは、引っくり返せば逆の立場で出産をしたママたちが持つメリットだと受け取ることもできるでしょう。

そこで今回は、出産年齢を“25歳以下グループ”と“30歳以上グループ”に分けて、それぞれのママたちが抱いたデメリットについて伺ってきました。

人生で何を優先するのか……その価値観は人それぞれ。ご自身のスタンスと照らし合わせて、ぜひ後悔のない人生の選択にお役立てください。

●“25歳以下グループ”が感じるデメリット〜30歳以上の利点〜

●(1)もっと遊んでおきたかった……

『親をはじめ周囲の大人からは、「あなたは早く産んだんだから、子どもが育った後は他の親よりもたくさん遊べるよ〜」とか言われるんだけど、せっかく遊ぶなら若い体で若いファッションを楽しみながら遊びたい 。

息子が成人したとき、私は39歳……。そのとき、遊んでくれるような友達はいるのか? かわいい服はもう着れないな……とか考えたら、ヘコんでくる。友人にはまだ独身が多いので、うらやましい』(19歳で出産・現在20代後半のママ)

●(2)妊娠中・産後直後の野生動物化が激しかった

『若いころは今以上にヒステリックな性格をしていたので、妊娠中や産後直後の私の野生動物化に旦那が疲弊しきっていたこと。感情のコントロールが下手くそだったので、ヒスってる最中は自分自身もキツかった 。

30を超えた今となっては「何もそこまで怒らなくても……」と、当時の自分を冷静に振り返ることができる。旦那の精神的なダメージを軽減するなら30以上で産んだ方が賢いのかもしれない』(22歳で出産・現在30代前半のママ)

●(3)とにかく、貧乏!

『短大卒業後すぐに結婚した後、立て続けに2人の子どもを出産した。洋食店でのバイトを見つけて保育園に入所させたとき、他の保護者を見て、“働くお母さん”たちの中には正社員や資格職についてガンガン稼いでいる人たちがワンサカいることを思い知らされてショックを受けた。

かたやわが家は、同級生だった旦那の収入だけでは2人の子どもたちに習い事もさせてあげられない状態。世間知らずなまま子どもを産んで育てている自分が情けなくて、もう少し社会経験をしてからでも良かったかも…… と後悔した』(23歳で出産・現在30代前半のママ)

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以上のデメリットから、反対の立場である“30歳以上グループ”が持つメリットは以下のようになります。

・20代の若いころにしかできない遊び方や経験を積むことができる

・年齢を重ね考え方や性格が落ち着くので、妊娠中や産後の情緒が安定している

・若いうちにキャリアを積むことで、産後の社会復帰がスムーズになる

・収入が多くなる分、子どもへの教育水準が上がる

●“30歳以上グループ”が感じるデメリット〜25歳以下の利点〜

●(1)老眼で爪が見えない!

『妊娠からお産までは、意外にも何の問題もなかった。誰からも聞かされていなかった第一関門は、赤ちゃんの爪切り! 30代半ばから老眼が始まっていたので、小さい指の先に小さ〜〜くくっついてる赤ちゃんの爪は、無いに等しいほど見えにくい……。老眼なんて、おばあさんがなるものだと思っていた のに。計算外だった』(36歳で出産・現在40代前半のママ)

●(2)知らないうちに頼れる人が激減してた……

『20代のころ、先に出産した友人に「あなたが産むときは、私がいろいろアドバイスできるね!」と言ってくれる人がいた。とても頼もしかったし、本当にそうなったらいろいろ教えてもらおうと思ってた。

ところが、私が子どもを産んだのはその10年後。アドバイスを仰いでも、「もう忘れちゃったよ〜ごめん! 」と、すでに相談に乗れる状態ではなかった。また出産時の里帰りでは、両親も高齢で逆にこちらが気を使うハメに。周囲の助けは若い方が受けやすいと知って、少し遅かったと後悔した』(34歳で出産・現在30代後半のママ)

●(3)体力が追いつかない

『想像はできていたけど、30を超えると本当に体力がガタ落ちする。しかも出産を経て、なぜか生理痛が超重たくなってしまった。結果、スーパー出不精な母親に……。20代のママたちが子どもたちと公園で元気に遊んでいるのを見て、思わず尊敬してしまう。私はあんなに動けない。

保育園の保護者競技でも、周囲の若いパパ・ママたちに負けまくりの私たち夫婦 。20代前半のピチピチママと40目前のおばちゃんじゃあ、体力に差があるのは当然! でも、子どもたちはがっかりした眼差し……。毎回ボロ負けでごめんね〜!』(34歳で出産・現在30代後半のママ)

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以上で紹介したデメリットから、あぶりだされる“25歳以下グループ”のメリットは以下の通りです。

・視力の老化もないので、小さな赤ちゃんの身の回りのお世話に支障がない

・若い時期の方が、周囲の人に助けを求めやすい

・体力もあり、子どもとたくさん遊ぶことができる

・運動会の保護者競技で活躍できる

●人生は一度きり! 後悔のない選択を

母体や赤ちゃんへの影響以外でも、意外なデメリットがありましたね。以上で紹介しきれなかったプチ情報としては、以下のような声もありました。

【“25歳以下グループ”の声(プチ情報)】

・高齢ママと仲良くなるのが難しい 。ナメられてるような気がする

・一人っ子で良いって思ってるのに、まだ若いからしょっちゅう「2人目は?」と聞かれてうっとうしい

【“30歳以上グループ”の声(プチ情報)】

・子どもの友達に陰で「ババア」と呼ばれてた 。陰でっていうポイントが、マジっぽくて傷つく

・他の高齢ママを見かけて、「私ってあんなにオバさんかな……」と比べるクセがつく

高齢になれば母体や胎児へのさまざまなリスクが上がることは事実ですが、それでも独身貴族という立場を捨てきれず悩む女性も少なくはないでしょう。

人生は一度きりです。ぜひご自身の価値観や思いを尊重して、後悔のない選択をしてください。

●ライター/木村華子(ママライター)

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