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名作ファンタジーの食卓を再現! 子どもの夢を育むレシピ本5選

  • 2016.9.28
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コミュニケーションや食育のために、子どもと一緒に料理をつくるママも多いのではないでしょうか。これから紹介するのは、そんな親子クッキングの時間をより楽しくしてくれる、童話や児童文学をモチーフにしたレシピ本です。

本が好きな子どもなら、きっと夢中になるはず。もちろんママも、童心に帰って楽しめます。

(c) BillionPhotos.com - Fotolia.com

■想像力が広がる北欧料理

『ムーミンママのお料理の本』

著:サミ・マリラ絵:トーベ・ヤンソン

訳:渡部翠出版社:講談社

フィンランド生まれの「ムーミン」の物語をモチーフにしたユニークなレシピ本です。

アンチョビ入りのポテトグラタン、「ヤンソンさんの誘惑」のような定番の北欧料理をはじめ、「スナフキンの荒野の五目スープ」、「ムーミンパパのツナスパゲティ」など、ムーミン谷の仲間たちが食べていそうなメルヘンなレシピがいっぱい!

日本では珍しいメニューや調味料も登場しますが、「これ、どんな味なのかなあ」と想像力を働かせるのも楽しみのひとつ。

中には、サンドイッチやドリンクなど、気軽にチャレンジできる簡単メニューもあります。

■ユーモアあふれる料理にワクワク

『アリスの国の不思議なお料理』

著:ジョン・フィッシャー訳:開高道子

出版社:ベストセラーズ、河出書房新社(大型本)

「『お飲みなさい』スープ」に「二刀流きのこ」、「ハートの女王さまのジャムタルト」など、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の物語に登場する不思議な食べ物や料理の数々を実際につくることができます。

レシピでは、ユーモアたっぷりの言い回しで食べ方まで教えてくれる上、その食べ物が登場するシーンもいっしょに紹介。読むだけでも楽しい1冊です。

■少女時代にあこがれたメニューを食卓へ

『赤毛のアンのお料理ノート L.M.モンゴメリ作 村岡花子訳「赤毛のアン」をもとにして』

料理:本間三千代・トシ子出版社:文化出版局

モンゴメリ作、村岡花子訳の『赤毛のアン』の物語をもとにしたレシピ集。あんずの砂糖づけ、アップルパイ、しょうが入りビスケット、パウンドケーキなど、乙女心をくすぐるお菓子類を中心に、野菜のクリームスープ、ローストビーフ、チキンサラダなどの洋食も紹介しています。

定番料理が多いので普段の食卓に取り入れやすく、レシピもシンプルでわかりやすい1冊です。

■バム&ケロとクッキング!

『バムとケロのおいしい絵本』

著:八木佳奈監修:島田ゆか

出版社:文渓堂

しっかり者でお料理上手な犬「バム」と、自由奔放でやんちゃなカエル「ケロ」が活躍するバムとケロの絵本は、2、3歳の小さな子から大人まで幅広い世代に人気のシリーズです。

バムたちが、オムライス、クッキー、ドーナツなどのおいしそうな料理や、おやつを食べるシーンは、このシリーズの大きな魅力。それらの料理を再現したレシピが一挙に掲載されているのが、『バムとケロのおいしい絵本』です。

親子クッキングにもおすすめですが、バムとケロが好きな子どもの誕生日にサプライズでつくってあげても喜ばれそう。

■あたたかい家庭の味を再現

『大草原の「小さな家の料理の本」 ローラ・インガルス一家の物語から』

著:バーバラ・M・ウォーカー絵:ガース・ウィリアムズ

訳:本間千枝子・こだまともこ出版社:文化出版局

開拓時代のアメリカを舞台に、少女ローラとその家族たちの生活を描いたローラ・インガルス・ワイルダー作の『大草原の小さな家』シリーズ。アメリカで製作されたテレビドラマは、日本でも再放送を含め長く放送されていたので、なつかしいママもいるのでは?

このレシピ本では、「小さな家」シリーズに出てくるパンやケーキ、パイ、マッシュポテト、ソーセージなどの家庭料理を多数紹介。素朴な味わいの料理が多く、古き良き時代のアメリカにタイムスリップした感覚に浸れます。

原作を知らない場合は、絵本や物語を読むことからはじめるといいでしょう。小さな子や読書に慣れていない子にはちょっとハードルが高いものもあるので、アニメやドラマで名作の世界に親しむのもいいかもしれませんね。

(二条しおり)

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