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OLの結束力崩壊の危機!? “マタハラ・育ハラ”の実態

  • 2016.9.26
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被害者が加害者になることも…!? 逆ハラの実態も明らかに!

働きながら子育てするワーママも多くなり、関心が高まる“マタハラ・育ハラ”。実際の職場ではどのようなことが繰り広げられているのでしょうか。今回は、子あり・子なしそれぞれの観点から、実態を検証。普段言いにくい逆マタハラ・逆育ハラについても聞いてみました。

職場で「マタハラ」や「育ハラ」を目の当たりにしたことってある?

グラフデータ

ない…35%

被害を受けたことがある…29%

見たことがある…28%

わからない…8%

※有効回答数:83人※アンケート実施期間:2016/6/22~7/6

もしかして自覚ナシ? マタハラ報告書

妊娠4カ月目の頃、12時間の立ち作業を行う遠方への出張を言い渡された。上司に交代を申し入れたら、「倒れてから考える」 と、言われた。 会社の産業医に相談したけど、結局、放置…。マタハラは会社ぐるみで行われていると感じた(ATマチ)

“マタハラ・育ハラ”という言葉は、小さい会社ではあって無いようなもの。私の会社ではいまだに「妊娠=退社」が当たり前(sato)

時短勤務中で、16時以降は残業代が出ません。しかし、15:55に仕事を頼んでくる人も…(ひろママ)

妊娠による体調不良で休んだ翌日、同僚女性が口をきいてくれなかった。結局、その会社は出産を理由に退社したけど、後日、その無視した女性から電話があり、「妊娠中の体調不良で休んだら、みんなが口をきいてくれない」と泣いて相談された…(はるはる)

私は正社員なので何も言われたことありませんが、子どもの体調不良などで急に休んでしまう派遣社員を交代させようかと上司に言われた。同じ働く母として、辞めさせないでほしいと頼みました(N)

産休から復職したものの、男性管理職の辞めろ感が見え見え。保育園や学校の行事にはほとんど参加できない…いつまで働けるか心配です(もずくキュウリ)

妊娠前、婦人科に通うため半休を取ったら、陰で不妊治療している!と噂されていた…。男性上司ばかりで仕方ないと思いますが、結婚したら婦人科へ行くのなんて普通でしょ?(Y子)

子育てと仕事の両立は、上司、社風次第?

上司によって育休の取りやすさが違い、大変そう。嫌な上司に当たってしまったら怖い…(ユミ)

「ザ・体育会系!」の上司。気合いでどうにでもなると思っているのか、お子さんの通院があるママさんに「30分くらい、どうにでもなるでしょ?」と平気で残業させていた(SN)

上司に「妊娠中の体調不良は、どんどん休んで!! 未来の年金組を育てている、と思って自信をもって働いて!」と言われ、涙がでました。今は、まわりへの感謝の気持ちに替えて、嫌な仕事を率先して引き受けています。子育てしながら働くのは周囲の協力無しにありえません(子育て奮闘中?)

上司は最悪だが、同僚が応援してくれている。 みんな、出産し育休後も働きたいので、一緒にワーママが働きやすい環境づくりを助けてくれている(マサカズまま)

会社が合併したおかげで、ワーママが増えてうれしいです。 合併前は、妊娠中でも普通に残業してました(あお)

直接は言えない! 周囲のホンネ

妊娠や子育てを理由に、仕事を優遇してほしいと一方的に言うのはどうかと…。その人自身は普段、まわりにどんな配慮をしているの?(OL)

満員電車に乗るお腹の大きい妊婦さん。嫌な思いをするなら急行に乗らず空いている各駅停車に乗ったら…? この考え自体がマタハラかもしれませんが…(じゃす)

マタハラ・育ハラを生まない人間関係の構築も、働くママには必要なスキルだと思います(たな)

同じ部署に所属する女性6人のうち、4人が同時に産休入り。残り2人でフォローしたが、仕事量は倍以上なのに、給料は据え置き。1度に産休に入るのは勘弁して…(にっし)

子どものことで休むのは仕方がないとしても、「休んで当然」という態度だとトラブルになりやすい。何事も謙虚な態度が必要じゃないかと…(マメタ)

同僚の産休や育休などのしわ寄せは、すべて独身女性か、子どもを育てあげた女性にいっている。男性は何も変わらない。所詮、男性が作った制度だと実感します(バブルの落とし子)

産休・育休に入った場合に派遣やパートで代替要員を入れてくれるのであれば、何の文句もない。今いる人間でまわそうとするから、腹も立つし、ひがみや妬みも出る(ももいろひまわり)

何がマタハラなのか、育ハラなのかわかりにくいので、具体的な例をあげてほしい(TOMさん)

急増中!? 逆マタハラ・逆育ハラ

うちの会社のママさん達はかなり強気で、仕事をあまり振れないほど、周りが気を使いまくっている。その優遇を良いことに、朝からずーっとおしゃべり。だから「手伝ってあげよう」とか「大変だな」という気持ちが持てない(むむっ。)

逆マタハラ、逆育ハラにあってます。子育てしながらも、しっかり仕事をする方がいる一方で、ハラスメントを盾に『やらない』人もいる。子育てを隠れみのにした“わがままモンスター” です(CWO)

職場のママさんたちが「若いうちに産んだほうが良い」とやかましい。わかっているから、ほっといて! 私も夫もそれぞれの家族も、“30代半ばまで焦る必要ないし、夫婦の時間を持つ”という考え!(ノリちゃん)

マタハラだと声をあげるもいいですが、その前に自分の都合で、仕事が限られること、周りに迷惑をかけることを自覚して謙虚になったほうが良いと思います。権利ばかりをふりかざす人は逆マタハラになりかねません(KY)

私の妊娠・子育ての場合

正直、周囲に迷惑かけていることも多いと思います。「ハラスメントだ!」とキーキーするより、厚意で受け入れていただいているので、いつも感謝(かにかに)

3歳までは子どものためじゃなく、自分のために家庭に入りたかった。身体ガタガタ…(はははたらく)

妊娠や育児による待遇を、当然の権利と思わず謙虚な気持ちで受け取れば、周りも少しずつわかってくれる。私の場合、嫌味だった上司が「〇〇ちゃんの風邪どう?」「〇〇ちゃんの運動会どうだった?」と気にかけてくれるようになりました(えつこ)

私が出産したときは、産休・育休の取得はまだまれなケースだった。時短勤務すると、上司の冷たい視線を感じた(TAMASUKE)

職場の人とランチに行った際、妊娠を知っているのに「喫煙でいいよね?」と嫌と言えない空気を出されたことがある。でも、妊娠して変わったのは私で、相手は何も変わってない(ちっち)

女の敵は女。母の敵は母?

先に産休・育休を経験した人のほうが「自分の時代はこうだった」と厳しい。 私は後輩には産休・育休をとりやすい環境にしてあげたい(m)

育児休暇の創世記に入社。男性ばかりの業界で、女性が働き続けることへの理解も薄かったです。しかし! 実際にひどいマタハラをしていたのは、子どものいない女性社員たちでした。私は、2人目を諦めました(k-dama)

子持ちの先輩女性は味方ではなく、敵。「私のときはこうした。こうするべき」を振りかざすので厄介…(さとぴ)

同僚が妊娠すると、たしかに周りの負担が重くなる。それでも、裏で「流産しないかしら?」とか、「迷惑よね、本当に」というのは、人間としてどうかと思う(きーちゃん)

少子化は不可避!? 社会の現実

待機児童含め、病児保育の環境整備など、結局、政府は民間に丸投げ。そんな中で復職しても、女性は仕事と家庭の板挟みで、会社では四面楚歌…。女は子どもを産め・稼げという政府に、「振り回すのも大概にしろ!」と言いたい(二児のママ奮闘中)

女が子どもを預けて働けば「子どもがかわいそう」などと言われるが、男は、少し家事育児をするだけで「イクメンだね~。偉いね~」と褒められる。女は、家事育児をするのが当たり前と思われているから、ねぎらわれも褒められもしない。そして子どもに何かあれば「母親のせい」。子どもを持つことをためらうのはもっともです(花畑ガール)

同僚の「何で私たちにしわ寄せが来るのよ!」というのが、マタハラの根源だと思うので、会社に労働力の補填をしっかりお願いしたいです。また、ハラスメントに苦しんでいる人は、政府の“パブリックコメント”で意見をあげてはいかがでしょうか。あくまで“意見”ですので建設的に、冷静に(まぁも)

育児休暇を取る男性がもっと増えれば、マタハラ・育ハラも減るのではないかと思います。 年配の男性も孫の育児に参加して、大変さを知ればさらに減るかと…(けろけろ☆)

「給料払うんだから。多少無理しても働けよ」と考える人、「妊婦や子持ちなんだから、何をしても許されて当然」と考える人がいる限り、解決できない(SM)

広がる“マタハラ・育ハラ”問題。鍵は、感謝の気持ち?

「子どもを生み育てることに喜びを感じられる社会」とは、現在、厚生労働省が掲げる子ども・子育て支援のスローガン。しかし、その実態を示す今回のアンケートでは、半数を超えた職場で「マタハラ・育ハラ」を受けたことがある、または見たことがあることがわかりました。また、「出産したら今の職場で働き続けるか」を聞くと、「ぜひ働き続けたい…19%」、「実際に働いている…25%」の一方で、「状況によって考える」が45%で1位。コメントでも上司や部署の雰囲気で働きやすさが決まると考える人が多いことが伺えました。

子どもは社会の宝。しかし、子育てにはまわりからの理解とフォローが不可欠。妊娠・育児に限定せず、お互いのプライベートに配慮できる人間関係が構築できればマタハラ・育ハラの問題は解決するのかもしれませんね。

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