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収まらない「深夜の食欲」に…!栄養士がお勧めする食べ物3つ

  • 2016.9.19
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ダイエット中は、寝る前にものを食べるのはご法度ですよね。基本的に、寝る3時間前以降は、食事を控えた方がよいとされています。

というのも、寝る前に食べてしまうと脂肪に変わりやすく、寝ている間も身体が消化作業に追われ、眠りが浅くなることで翌日の疲れに出てしまったりとよいことがないからです。

しかし、それでも「お腹が空きすぎて眠れない!」という時もありますよね。そこで今回は管理栄養士の筆者が、そんな時にオススメの食品を3つご紹介したいと思います。

 

(1)身体をリラックスさせる“ノンカフェインのお茶”

空腹を感じている時、温かいものをとると胃腸が刺激されてお腹が空いたのをまぎらわすことができます。身体が内側から温められることで血行もよくなり、寝ている間の代謝も促されます。

さらにノンカフェインのハーブティの中には、カモミールやラベンダーなど、副交感神経を刺激して身体と心をリラックスさせる作用を持つものあります。甘みがほしい時は、砂糖よりも脂肪になりにくい蜂蜜がオススメです。

 

(2)眠りをもたらすホルモンの材料にもなる“豆乳”

豆乳の原料である大豆には、トリプトファンというアミノ酸が豊富に含まれています。このトリプトファンは、体内で代謝され、セロトニンを経てメラトニンという物質に変わります。

メラトニンは体内時計の調整を行っており、眠りをもたらす作用を持っています。アメリカではこの効果を期待してトリプトファンがサプリメントとして売られているぐらいです。

豆乳がそのまま飲みにくいという方は、甘酒で割って飲むと美味しくなります。米麹で作られた甘酒は、麹菌が栄養成分を分解してくれているので、消化にも負担をかけません。

 

(3)〆のラーメンの代わりに“味噌汁”

塩気のあるものがほしい場合にオススメなのが味噌汁です。味噌の原料の大豆は上であげた通り、トリプトファンが含まれています。また、味噌汁に使う出汁は満足感をもたらし、食欲を抑える効果があることがわかっています。

さらに、お酒を飲んだ後に〆のラーメンがほしくなる時があると思いますが、その原因の一つに体がアルコールを分解するために”イノシン酸”という成分を欲しているからだと言われています。煮干しや鰹節で出汁をひけば、このイノシン酸が摂取できます。

鰹節にお湯を注ぎ、3分待ってから味噌を溶き入れれば、あっという間に手間いらずの無添加即席みそ汁ができますよ。

 

いかがでしょうか。原則としては寝る前は何も食べない方がよいですが、どうしても我慢できない時は、今回紹介したものを活用して、なるべく楽に空腹を乗り切ってくださいね。

【筆者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、“不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ

【画像】

※ Evgeny Atamanenko / Shutterstock

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