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「あえてラインをひかない」ヘアメイク河北裕介さんの目元が主役のメイクルール

  • 2016.9.13
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「ラインをひかない勇気を持つ。すると本当の自分が見えてくる」

ラインはアイメイクに必須と思っている人は多いはず。

「でも、色を重ねるほどその女性の“人となり”は消えていくもの。ラインをレスすることで自分らしさが出るし、似合うシャドウの色もわかってきます」(河北さん)

目元が主役の河北ルール1

「主役のボルドーシャドウをライン風にして軽さへシフト」

というわけで今回のメイクでアイラインはなし。ツヤシャドウをベースとして塗った後、目のキワにボルドーをライン風に。線を引いて終わりではなく、上方向にグラデにする微調整で深みも加えるのがコツだ。

「特に肌を露出する服の場合、ラインを引くと重すぎ。透け感があってボテづきしないシャドウのほうが、おしゃれ感が出ます」

奥深パープルでフェミニン全開!

きらめく光がパープルを目元になじませつつ、女っぽい奥行きを与える。

サンク クルール〈スカイライン〉806 ¥7700/パルファン・クリスチャン・ディオール(限定発売)

コチラも使える!

a.色ごとに質感が異なるのが技アリ。

パレット サンク クルール 01 ¥8500/ゲラン

b.シャープさも味わえる。

ヌード アトリエ クールカラー パレット ¥6800/シュウ ウエムラ(限定発売)

c.パールが効いた青みパープル。

アイ&フェイスカラー V V200 ¥2000/アナ スイ コスメティックス

目元が主役の河北ルール2

「チークは気配。ほのかに入れてニュアンスを」

骨格を立たせ、血色感を加えるため、頰骨に沿ってベージュチークを。その量はまさに微調整の極みで、「『入っているかな?』と感じさせる程度に。濃くするにしたがって洗練からは遠くなると思って」。頰だけは目元や唇と色を合わせず、違う色を使うのも垢抜け顔のポイント。

柔らかく色づくほどに女っぷりをオン

つけたとたん肌にスラリと一体化。“気配”感覚でさりげなく血色チャージするヌードオレンジ。

ヴィセ リシェフォギー オン チークス BE300 ¥1500(編集部調べ)/コーセー

目元が主役の河北ルール3

「目と唇は同系色。知能犯的色選びで目元に焦点」

「『このメイクではどのパーツを見せたいのか』を考えることは本当に大切」だからこそ今回、唇は目元と色を合わせる。「違う色を持ってきた瞬間、唇がメインになって、目元の存在感が消えてしまいます」この知的な選択眼、身につけるべし。

目元が際立つパープルローズ

こっくり感の中に素っぽさもある今年らしい色。クリーミー質感がフェミニンを後押し。

リップスティック ピュア アップル ガール ¥2800/アディクション ビューティ

other items

d.“ザ・レッド”と呼びたい王道のインパクト赤。

ヴェルニ ロング トゥニュ 528 ¥3200/シャネル

e.しなやかにまつ毛をのばして、品のいい扇形に。

キャットラッシュマスカラ 01 ¥3600/バーバリー

河北さんとは?

ヘアメイクアップアーティスト 河北裕介さん

シンプルナチュラルだけど男心をそそるセンシュアルなメイクと、ズバリ鋭い河北語録が評判で、VOCEでも大人気。

撮影:竹内裕二(人物),藤本康介(商品)、ヘア&メイク:河北裕介、スタイリスト:SHOCO、モデル:大政絢、文・取材:入江信子

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