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パニック厳禁! 子連れで地震に遭遇したときの場所別対処法5選

  • 2016.9.10
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【ママからのご相談】

3歳の息子がいます。小さな子どもがいるので、地震などの災害にとてもナーバスになってしまいます。

近県で地震速報が出たら、その日はどこにも出かけたくなくなってしまいます。

もし出かけているときに地震が起こったらどうしよう…… と考えてしまうのです。こんな私に何かアドバイスをください。

●A. 場所別に地震シチュエーションを想定し対策を考えましょう。

こんにちは。ライターのakiです。

地震などの自然災害はいきなりやってきます。ましてや、小さいお子さんと一緒だと不安が大きいのも当然です。

でも、だからといってビクビクして毎日過ごしていても何もできません。そこで、今回は場所別の地震対策を紹介してみたいと思います。

●地震が起こった場所別の対策

●(1)お風呂場〜その場で姿勢を低くして、入口を開けておく〜

親子一緒にお風呂で体を洗っているときに揺れを感じたら……。まずは、慌てて外に出ないこと。

お風呂場は頭上に落ちてくるものが少ない ので、逆に安全。姿勢を低くしてじっとしているのがいいのです。

家のゆがみでドアが開かなくなり閉じ込められてしまう可能性があるので、入口を開けておくのも忘れずに。

停電になるかもしれませんが、お子様を不安にさせないよう落ち着いて声かけをしてあげることも必要です。

●(2)路上や繁華街〜落下物や電線など危険なものがいっぱい〜

住宅地などの路上を歩いているときにいきなり地震が起こったら……。

まずは、電柱や電線、瓦、ブロック塀、窓ガラスなどから遠ざかることです。

また、店が立ち並んでいるところだと、自動販売機やショーウィンドウ、店先の積荷にも注意が必要です。

何かにつかまろうとせず、道の真ん中で頭を保護するように伏せる のがいいかもしれません。

もしも根がしっかりとした大きな樹木があれば、そこへ身を寄せるのもひとつの手です。

●(3)スーパーマーケットやコンビニ〜買い物かごをヘルメット代わりに。店員の指示を冷静に聞く〜

スーパーは子連れの主婦であればよく行く場所です。ここで揺れを感じたら、まずは棚から降りそそぐ商品に注意 です。

子どもをかばうようにしながら自分の頭も保護してその場にうずくまる。買い物用のかごをヘルメット代わりにする手もありです。

場合によっては、停電になりパニックで人が出入り口に殺到するかもしれません。

その場合も慌てずに、現場に一番詳しい店員の指示を聞きながら冷静に対処すること。

一時的に停電になっても、スーパーは自家発電装置ですぐに明かりがつくようになっています。

●(4)公園〜逆に安全な場所。すぐに家に帰ろうとしない〜

小さいお子さんのいるご家庭なら、ほぼ毎日足を運ぶのが公園。

学校のグラウンド同様に、遊具施設の倒壊はあるかもしれないものの、ほかの場所に比べれば安全な場所です。

家のことが心配になってすぐに帰宅しようとするかもしれませんが、まずは公園の方が安心だと割り切り、周りの状況がわかるまでは待機 するようにしましょう。

もちろん念のため、モニュメントや遊具からは離れておくこと。

●(5)遊園地〜乗り物は意外と頑丈。むしろ集団心理でパニックにならないこと〜

もしも、遊園地で遊んでいる(アトラクションに乗っている)最中に地震が起こったら……。

乗り物ごとフッ飛ばされるのではないかと不安に思われるかもしれませんが、遊園地の乗り物は厳しい建築基準にのっとって作られているのでかなり頑丈です。

ジェットコースターをはじめ、地震くらいでは重大な破損には至りません。

停電になっても、自家発電機などでアトラクションが止まることなく安全な状態で降ろしてもらえるので、焦らず係員の誘導に従いましょう。

アトラクションよりもむしろ群衆によるパニックの方が怖い ので、わけもわからず出口に殺到したり係員の指示を無視したりしないことです。

園外よりも、むしろ中にいた方が安全な場合もあると心得て。

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地震は日常のどの場面で遭遇するかわかりません。

上記のことを踏まえ(もちろん状況によっては上記以外の判断が必要な場合もあります)、お子様の安全を第一に落ち着いた行動を心がけることが大切です。

どうぞ参考になさってください。

【参考文献】

・『親子のための地震安全マニュアル』インパクト・編集

●ライター/aki(中高英語教員)

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