最愛のパートナーを「看取りたい」派と「看取られたい」派。あなたはどっち?

「愛にはいろんなカタチがある」とはいわれますが、あなたの理想とする愛はどんなカタチですか?

――ときかれても、形容するのはなかなか難しいかもしれませんね。では、「看取りたい愛」と「看取られたい愛」のどちらですか、ときかれたら……。あなたは誰の顔を思い浮かべながら、どちらを選びますか? どちらのタイプを望むかによって、愛のカタチも変わってくるみたいですよ。

「看取りたい」派

・「自分のぶんの“人が去る悲しみ”くらい、減らしてあげたい。残される悲しみは私がひきとるから、安心していっていーよ。あとから行くからね、待っててね、っていいたい」(29歳/主婦)

・「女の人は旦那さん亡くなっても謳歌できるから。うちのおばーちゃんもそうだったし。最後は一人でのびのびもいいかも。旦那さん一人残すのは可哀想」(24歳/IT)

▽ 1つ目はなんと、愛が深い……。そこまで思える人に出会えるって憧れてしまいますね。2つ目の意見はよく聞きますし、実際に未亡人になってからも輝き続ける年配の女性もよくお見かけします。「生きているあいだに思いっきり愛するわ!」という潔さがつたわってきますね。イキイキしているのはなにより。ご主人さまは天国でその様子をうれしく見守っていることでしょう。

このタイプの愛のカタチ

愛することを最上の喜びとするこのタイプは、持ち前の母性で内助の功を発揮します。相手をたてて3歩後ろを歩きながらも、パートナーが躓くことのないようにじょうずにコントロール。ポテンシャルを高めて、いつでも本領を発揮できる男性へとパートナーを育てていけるでしょう。

「看取られたい」派

・「一人でこの世に残るなんて耐えられない! 先にいかせて!!」(28歳/事務)

・「旦那さんに見守ってもらいながら人生終わりたい。できれば老衰がいいな(笑)」(28歳/主婦)

▽ なんともかわいらしい、可憐な乙女心にこちらまではにかんでしまいそうです。子どもも巣立ち、夫にも先立たれたら生きていけない……なんてはかなげな目をされようものなら、男性たちも全力で守らないわけにはいかないですね。

このタイプの愛のカタチ

愛されることを最上の喜びとするこのタイプは、持ち前の小悪魔力で愛してもらいたい彼を魅了する、甘え上手。いつだって目が離せない子猫のようなその性質に、パートナーにも「いつかは自分が看取ってあげなくては」と強い責任感が芽生えそう。本来はなかったかもしれない、その男性の「強さ」をひきだすことができるでしょう。

【番外編】「一緒がいい」派

・「そんなの奇跡以上にムリだと思うけど、残したくもないし残されたくもないから一緒がいいな。ムリかな。むりだよね」(30歳/保険)

▽ これは映画『きみに読む物語』のような、ロマンチックなパターンですね。たしかに、あいだをとったこの形で最期をむかえられるならとても幸せかもしれません。残された家族は仰天してしまいそうですが……。

このタイプの愛のカタチ

均等に愛し、愛されることを望むこのタイプは、パワーバランスの均衡を自然にとることができるので、互いに安心して考え・感情をさらしあえる関係を築くことができます。ケンカすらもじょうずに、ふたりのステップアップに変えてしまえるでしょう。たとえふたりともまったく違う方向をみていたとしても、情報を密に交換しあいながら相手の状況を把握し、必要に応じて応戦することもできる“最強のパートナー”であるといえます。

いかがでしたか?

「相手によって違う」「子どもの有無によって違う」といった、現実的でもっともなご意見ももちろんありますが、あなたが人生で本当に必要としているのは、自分のどんな「理想の看取り」を「ともに叶えたい」人なのでしょうか。たまにはこんな“一風変わった理想”から、最愛のパートナーを探してみるのもいいかもしれませんよ。

では最後に、筆者の好きな『サヨナライツカ』(幻冬舎文庫、辻仁成著)にでてくる詩の一節をご紹介して終わりたいと思います。

「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと

愛したことを思い出すヒトとにわかれる

私はきっと愛したことを思い出す」――『サヨナライツカ』(幻冬舎文庫、辻仁成著)

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