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雨、ほこり、シワ… 洗濯できない子どもの制服 かんたんお手入れ術

  • 2016.9.1
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洗濯機で丸洗いができないだけに、子どもの制服のケアって、クリーニング任せにしがち。雨の日も晴れの日も子どもが通学に使用して、駆け回ったり砂の上を歩いてきたりしていることを考えれば、マメな手入れもおうちでやってあげたいものですよね。簡単にできる制服のケア方法を、シチュエーション別にご紹介します!

© T.M.M - Fotolia.com

■晴れの日ケア…ホコリ対策してあげよう

晴れだった日のケアは、ホコリや砂などを払ってあげる作業がメイン。型崩れや劣化を防ぐため、制服を「休ませる」吊るし方を学びましょう。

1)制服を「休ませる」ため、吊るす

子どもが制服を脱いだら、すぐハンガーにかける習慣をつけましょう。型崩れを防止できるとともに、内側にこもった湿気や熱を逃がしてニオイの元を断つ効果も。

ハンガーは、肩の部分が分厚くなっているものを使うのが理想。ボタンを1、2個とめておくと、形状を保ちやすくなります。

2)ブラシでぽんぽん叩く

洋服用のブラシでぽんぽん叩き、繊維の間に入り込んだホコリや砂を表面へ出します。特に、汚れやすい肩や袖、えりを念入りに。

3)ブラシで、なで下ろす

今度は、上から下に向かって、なで下ろすようにブラッシングを。生地の目を整えるような心持ちで行います。

4)風の通るところへ保管

風通しのよい日陰に吊るし、明日に備えて休ませてあげましょう。

■雨の日のケア…水分を取って乾燥させる

制服を濡れた状態で着ていると、自分の体の形に歪んでしまって型崩れの原因に。出先でもハンカチなどを使い、可能な範囲で水気を取るよう、子どもにもアドバイスを。また、撥水スプレーをあらかじめかけておくのも便利です。

1)水気は、「吸い取る」のが正解

まず、タオルなどでなるべくしっかりと水気を取ります。その際、横に動かしてこすると生地を傷める原因に。ぎゅっと押し当てて染み込ませ、吸い取るようにするのがポイントです。

2)陰干しでしっかり乾燥

風通しのよい場所で陰干ししましょう。

■シワだらけで帰ってきたら…らくらくアイロンテク

ちょっとしたシワは、ハンガーにかけておくことで自然に伸びるケースも少なくありません。それでも伸びない場合、なるべくラクに制服のコンディションを整える方法がこちらです!

1)霧吹きで水分をプラス

制服の素材が綿と麻の場合は、シワが伸びるのに水分を必要とします。そんなときは、霧吹きで湿らせてみましょう。

2)吊るしたまんま、スチームアイロン

ハンガーにかけたまま、アイロンのスチームをじっくり当てることで伸ばす方法があります。生地からアイロンまでが1、2センチほどになるよう距離を取り、2、3秒スチームを当てます。もちろんアイロン台で、当て布を使ってアイロンをかけてもOKです。

制服は、マメに手入れしてあげれば、汚れもたまりにくく、きれいなまま長持ち! 卒園・卒業まで気持ちよく過ごせるよう、ちょっとしたひと手間を継続してみましょう。

<出典>

阿部絢子『新品みたいに長持ち! お手入れの教科書』(PHPビジュアル実用BOOKS)

(由井 妙(ゆい・たえ))

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