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子どもがお友達にケガを…! 誠意ある対応と謝罪の方法とは

  • 2016.9.1
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幼稚園や保育園の時に比べて、小学校では子どもたちだけで過ごす時間が長くなります。休み時間や登下校中など、先生の見ていないところでのケンカや小競り合いで、ケガさせるケースも増えてくるでしょう。そういう場合、学校側は事実だけを保護者に伝え、謝罪するかどうかは当人で判断することになります。

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ここでは「もしも自分の子どもが友達にケガをさせてしまった場合」の対応方法の一例をご紹介します。

■まずは状況と相手先の確認を

怪我があったことを子どもから知らされたら、行動に出る前にまずその時の状況を詳しく聞きましょう。「どちらが先に手を出したのか」「故意があったのか」など経緯の記録をとってください。

学校でおこった場合は、先生が双方や見ていた友達の話を聞き、事実を把握したうえで、電話がかかってくることになるでしょう。「ケガをさせてしまって」と聞くとびっくりしますが、冷静な姿勢を保つことが大切です。

ケガは、頭なのか身体なのか、病院へ行くほどなのか、かすり傷程度なのか、など部位や程度を確認します。相手のお名前や連絡先は、「直接お詫びをしたいので」と言えば教えてくれることが多いです。「それでも個人情報なので…」と返答された場合は、学校経由でお手紙を渡すこともできます。できるだけ、相手の電話番号が分かるように交渉をしてみてください。

■謝罪で誠意を伝える3つのポイント

謝るポイントは3つです。

1. できるだけ早く謝る

まずはすぐに電話をすることです。学校側から、「病院に行かれたようです」と言われていたとしても必ず電話をしましょう。着信や留守電を残しておくことで、誠意を相手に伝えられるからです。

2. 謝罪時に言い訳をしない

わざとではなかったり、相手が先にちょっかいを出してきたとしても、それを言い訳にしないことが肝心です。とにかくケガをさせてしまった方が分が悪いので、「どんな理由があったとしてもケガをさせてしまって申し訳ない」という気持ちで話すことです。

3.「そこまでしなくても」と相手が感じる程度に謝罪をする

「ご迷惑かとは思いますが、今から子どもとお宅にお伺いして直接謝らせていただきたいのですが」と言ってみることです。大抵の場合は「そこまでしなくても…」と気持ちを収めてくれるはずですが、相手側がかなり立腹していて「じゃあ来てください」と言う場合もあります。その時はお菓子などお子さまが喜びそうなものを持って、実際にお詫びに行きます。訪問時はキツいことを言われても頭を下げる覚悟で行きましょう。

■治療費がかかるほどのケガの場合

治療費がかかったり、ケガのせいで習い事や旅行などに行けなくなりキャンセル料がかかってしまったなどの場合は、「負担させていただきたいのですが」と申し出をします。

ケガをさせられたのがわざとではなく、誠実に謝られた場合、実際に請求してくることは稀ですが、お金のことはなかなか言い出しにくいところがあるので、はっきり申し出て、相手が請求しやすい状況をつくるということが大切です。

■タイミングを逃してしまったら

たとえば連絡先がわからなかった、長期休暇に入ってしまったなどで、どうしてもすぐに謝ることが出来なかった場合はどうしたらいいのでしょうか?

小学生ともなると、低学年だとしても「○○くんにやられた」と親に名前を教えているでしょう。心の中ではずっと気になりながらも「おたくのお子さんにケガをさせられて…」とは言い出してこないと思います。

そういう場合は、授業参観や懇談会などの機会に必ず謝罪をしましょう。「すごく前のことで、今頃で申し訳ないのですが…タイミングを逸してしまってすみません」と一言いうだけで、相手のモヤモヤが晴れることもあります。どんなに時間がたっていたとしても、ケガの傷がとっくに癒えていたとしても、謝って悪いことはなにひとつないのです。

後遺症が残る等の大きなケガでない限り、常識的な親御さんであれば、誠意が伝わり「また遊んでくださいね」と言ってもらえるはずです。

また、ケガをさせてしまったお子さまの方にもケアが必要です。頭ごなしに怒るのではなく「ケガは、させた方も心が痛くなる」ということを伝え、ささいなことでも謝る姿勢をしっかり見せ、何かあったら必ず報告することを約束させましょう。

試練かもしれませんが親子で乗り越えたいものですね。

(美谷島 香)

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