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いつもの生姜とどう違う? 新生姜の選び方&農家直伝「佃煮」レシピ

  • 2016.8.30
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初夏から夏の終わりにかけてスーパーに並ぶ新生姜。でも、どんな調理法で食べるのかいまいちわからない人もいるかもしれませんね。一年中、出回っている茶色い生姜とは何が違うのでしょうか。

(c) KPS - Fotolia.com

今さら人に聞くのはちょっと恥ずかしい新生姜のお話。農家のお母さんに教えてもらった新生姜の佃煮レシピも、ぜひお試しあれ!

■女性にうれしい効果も

普段よく見かける茶色い皮の生姜は、ひね生姜といいます。豚肉の生姜焼きに使われたり、冷奴の薬味にしてもおいしいですね。

一方の新生姜は、初夏から8月ごろまでが旬の食材で、色は白くて、みずみずしい爽やかな辛味が美味。繊維が軟らかいので炊込みご飯の具や漬物、炒め物など、生姜自体を味わう料理が楽しめます。

この新生姜は、ひね生姜の新しい根の部分のことをいいます。新生姜を2ヶ月以上保存すると表面が茶色になり、辛味も増したひね生姜となるのです。

新生姜とひね生姜の栄養素に違いはほとんどありません。生姜は、身体をポカポカに温めて血行の促進作用があるといわれ、女性にはうれしい食材です。新陳代謝を活発にする働きも期待でき、ダイエットにもよさそうです。そのほかにも殺菌効果、食欲増進、風邪の初期症状を緩和させる効能もあるのだとか。

■おいしい新生姜の選び方

おいしい新生姜の選び方は、白くてツヤがあり、茎の根本が色鮮やかな赤色のものがおすすめです。新生姜は日持ちしないため、甘酢漬けや梅漬け、しょう油漬けなどに調理してから保存しましょう。

私がおすすめするのは、農家のお母さんから教えてもらった新生姜の佃煮です。白いご飯にぴったりの常備菜で、お弁当のあと一品というときにも大活躍してくれます。

■新生姜の佃煮レシピ

冷蔵庫での長期保存、冷凍保存も可能ですが、作ってもすぐになくなってしまうことも。これ1つあればほかのおかずはいりません、というぐらい病みつきになるおいしさです。

<材料>

生姜 1kg

醤油 300cc

砂糖 500g

塩 3g

かつお節 100g程度

煎りゴマ 45g程度

だし昆布 10g程度

<作り方>

1、だし昆布の表面をふきんなどでさっと拭く。長さ2センチ、幅3ミリ程度にハサミで細かく切る。

2、新生姜を洗ってスライサーで薄切りし、ボールに入れて塩をまぶしてよく揉み、10分くらい置く。

3、2に熱湯を掛けてしばらく置き、アク抜きしたら水洗いする。

4、鍋に3の生姜を入れて、ひたひたの水で5分ほどゆでる。

5、4を水洗い後にザルにあげて水切りする。

6、鍋に生姜、1の昆布、醤油を入れて15分ほど煮てから砂糖を入れる。煮汁が少なくなってきたら、かつお節と煎りゴマを入れて汁がなくなるまで煮詰める。

辛いのが苦手な人は、工程4のゆでる時間を長めにし、水に浸しておくと多少辛味が和らぎます。

新生姜は、旬が過ぎればスーパーから姿を消してしまう季節の食材です。いつもは脇役の生姜ですが、たまには主役級に味わってみてはいかがでしょう。

(今日子)

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