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子どもにイライラしてしまう… 優しく接するにはどうすればいいの?【心屋仁之助 塾】

  • 2016.8.30
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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもに優しくすることができない」という、ぱほぱほさん(46歳・パート)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。

© JackF - Fotolia.com

■ぱほぱほさんのお悩み

娘に対して、優しく接することができません。息子は優しく可愛げがあって、一緒にいても安心できるのですが、娘は、頑固で可愛げがないところが、女の子らしくなくイライラします。しっかりしているのはいいのですが、私の小さいときに似ていて嫌なんだと思います。また、私のようになってしまうのが心配なのだと思います。

自分に対して、娘に対してどうしたらいいのか教えてください。

■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより

ぱほぱほさん、こんにちは。高橋かのんです。娘さんと息子さんに対して、同じように優しくしたいのにできない。一緒にいる時間が長いだけに苦しいですね。お子さんと言えども、人対人です。同じようには関われないことを、まずは責めないでくださいね。

心配もひとつの愛情です。「将来、幸せになってほしい」と思っているからこそのもの。その愛ある自分を感じましょう。

とはいえ心配からの愛情には、副作用があります。そのひとつが、ぱほぱほさんも体験しているイライラです。相手にとっても「それではダメだ」という否定的メッセージとなり辛いものです。

では、なぜ、イライラしてしまうのでしょう。

それには、2つの原因が考えられます。

・自分がしてはいけないと我慢してきたことを子どもがする

・自分の嫌な部分が似ている、自分の嫌な部分を見せられる

ぱほぱほさんの場合は、後者のようですね。

頑固で可愛げがない自分を(誰かにも言われたかもしまれませんが)、誰よりもぱほぱほさん自身がダメだと思って、責めてきたのではないでしょうか。もしかしたら、今では直して、そうでなくなっているかもしれませんね。だとしたら、尚更、自分と同じように直させることに力が入っていることでしょう。

つまり、自分が自分にしてきたことを、今度は娘さんにしている。相手が変わっただけのことなのです。

「自分に対して、娘に対してどうしたらいいのか」と書いてくださっているように、ぱほぱほさんはすでに“自分の問題”であることに気づいていらっしゃいます。

はい、娘さんに対しては、どうもしなくていいです(笑)。なんとかしようとしなくていいです。自分との関わりについて取り組んでいきましょう。娘さんは、そのきっかけをくれたのだと思っておいてください。そのために来てくれたと思ってもいいくらい。自分との仲直りができれば、娘さんとの関係も自然と変わっていくことでしょう。

では、自分との仲直りとはどうしたらいいのでしょう?

それは、嫌っていた自分の「頑固」なところ、「可愛げがない」ところを許してあげることです。そのための一番簡単な方法は、「頑固でもいい」「可愛げがなくてもいい」と呟いて、自分に許可していくこと。

もしかすると自分を許すという感覚は、わかりにくいかもしれないですよね? そんな場合は、娘さんの自分と似た部分を「それでもいいんだなぁ」と見習わせてもらうのです。

更に言えば、娘さんの「頑固」「可愛げがない」というところを「しっかりしている」ともみていらっしゃいます。もしかしたら、ぱほぱほさん自身も、“しっかりしよう”としてきた人ではないでしょうか? それなら、そのプラス部分も「しっかりしなくていい」と呟いて、ついでに手放しちゃってください(笑)

そして、最後のポイントは、「私のようになってしまうのが心配」とおっしゃってる部分。私のようにどうなってしまうというのでしょう? そうである(あった)自分とも仲直りしましょうね。そんな自分をもう嘆かなくていいのです。

そして、「娘が私と同じような思いをしてもいい」と覚悟を決めてみましょう。実は、自分がそうだったからといって、娘さんもそうなるとは限らないのです。もう心配しなくていいです。

あとは…「平等でなくてもいい」「怒ってもいい」「女の子らしくしなくてもいい」ともつぶやいておきましょうか。

このことを通して、ぱほぱほさん自身が、より楽に自由に生きられるようになることを信じています。

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(高橋かのん)

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