1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「夫はダメ男」とあきらめる前に 妻がするべき3つのこと【ダンナのトリセツ 第11回】

「夫はダメ男」とあきらめる前に 妻がするべき3つのこと【ダンナのトリセツ 第11回】

  • 2016.8.22
  • 25908 views

こんにちは。心理カウンセラーの小高千枝です。以前、友人から「ダメ男生産工場だよね」と言われ、カチンときたことがあります。

© Antonioguillem - Fotolia.com

当時の自分を分析すると、半分事実であったための “カチン” と、自分としてはダメ男だと思っていない “カチン” の両方があり、自己肯定するために様々な言い訳をしていました。でも、どこかで痛いところをつかれた意識があるからこそ “カチン” と怒りの感情が出てきてしまったのでしょう。

私が企業へ提供している心理分析を自分でやると、友人に言われたことに対し、「そうですよね」と納得。私の場合、何事においても「やり過ぎのバランス」が自分なりのテーマになっています。

このように、自己理解を深めるという作業はとても大切で、これによってパートナーとの関わり方は変わってきます。さらに、周囲の意見にとらわれず「うちのダンナは自分にとって “イイ男” である!」という自信が持てるようにもなってくるのです。

みなさんはご主人をダメ男にしていませんか? 今回は、ダンナを “イイ男” として受け止めるための方法を3つご紹介します。

■その1. 自分にとっての「イイ男、イイダンナ」を知る

そもそもみなさんにとっての “ダメ男” “イイ男” の概念とは、一体どんなものでしょう? 具体的に考えてみてくださいね。

隣の芝生は青く見えるものです。特に今の時代はSNSなどの影響もあり、他人の生活が垣間見えてしまいますので、つい自分と他人を比較してし、“自分として”の考え方が薄れがちです。「うちのダンナなんて…」と、他人のご主人と比べてはいませんか?

© Syda Productions - Fotolia.com

一度、自分自身の価値観に立ち返ってみましょう。ダンナを選んだのはみなさんですからね。そして、理想をあげるとキリがありませんが、理想のダンナに育てるのも、等身大の幸せをダンナと育むのも、妻であるみなさん次第なのです。

以前の記事、【ダンナのトリセツ 第1回】ダンナの力量は妻が決めるでもお話しましたが、男性心理(支配欲、名誉欲)に寄り添い内助の功を発揮し、サポーターに回るのか? もしくは、ぐいぐい引っ張るタイプの妻である方がご主人にとっては効果的であるのか? ご主人のタイプによって対応は異なります。

それを理解しているのは、一緒に生活をしている妻であるみなさんです。みなさんにとってのイイ男、イイダンナ、そして、居心地のいい家族としての在り方を、まずは他者評価を抜いて、考えてみることが大切です。

■その2. 自己分析を深め、「ダンナ対策」を検討する

また、自己分析・自己理解を深めることによって “イイ男” である “イイダンナ” への対応の仕方も変わってきます。

© WavebreakMediaMicro - Fotolia.com

例えば私の場合、心理分析をすると “母性が強い” ことがはっきりと診断されます。そのため、何事においても過剰に、サポートしてしまう傾向がありました。

それを理解し、自分が5割程度しか力を発揮していなくても、他人からすると9割近くやってもらっている感覚を受けていることも認め、そのバランスをとるようになりました。

仕事が忙しくなると「やってあげられない」と自分を責めることもありましたが、そもそも相手が「やってほしいのか?」を冷静に考えるようになり、できない自分を責めるのではなく、無理をしてやる必要はないと、イイ意味で程よい心の距離感、ドライな関係を導き出すことができるようになったのです。

隣を見る前に、自分として何ができるのか? できないのか? 自己分析を深め、ダンナ対策を検討してみてください。もしかしたら、今までうまくいかなかったご自身の行動パターンや、思考癖に気が付くかもしれませんよ。

■その3. 「等身大の自分の幸福感」と「在りたい家族の形」をダンナと共有する

© Antonioguillem - Fotolia.com

さて、ここまできてもSNSに翻弄されたり、他人を羨んだりしていませんか?

もうそろそろ、自分なりの“自分らしい生き方”や “ご主人と出会った意味” を受け止める意識を尊重してあげてくださいね。そして、冷静に考えてみましょう。

“隣の幸福感” はその方だからこその幸せです。みなさんがそこに身を投じたときに、心が穏かで笑顔に溢れ、心から「幸せ」と思えると思いますか?

等身大の幸せを心の中に引き戻し、そしてお一人ではなくご主人とともにその幸せを手にしていきましょう。お一人で、「こうありたいな」と悶々と考えていても、ご主人には伝わりません。

なぜならば、男性は感情と論理的思考が同時に働くことが少ないため、女性の創造性や感情を即座に受け止めることができないからです。

気持ちや考え方を共有し、お2人にとっての “イイダンナ” “イイ妻” 、そして “在りたい家族の形” を共同作業で実現化していってくださいね。

(小高千枝)

の記事をもっとみる