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意外と知らない、ダイエットと便秘の関係、解説します!

  • 2016.8.22
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ダイエットをしているのになかなか体重が減らない、と悩んでいませんか?ダイエットがうまく行っていないときは、お通じが快調かどうかチェックしてみましょう。

あまり気にしない人が多いのですが、実はダイエットと便秘には切っても切れない深い関係があるのです。

■■便秘と腸内環境

日本人の女性の約半数ほどが日常的な便秘に悩まされている、と言われています。女性が男性と比べて便秘になりやすいのは、女性ホルモンの影響や便を押し出す腹筋が弱いためです。便秘になると腸内の悪玉菌がどんどん増え、メタンガスなどの有毒ガスを発生し、腸内を腐敗させてしまいます。腸内環境が悪くなると、腸内の老廃物が排泄されずに血液に戻ってしまうのです。体内の老廃物が増えると、血行不良や自律神経の乱れなどを引き起こします。その結果、血行不良や自律神経の乱れによってさらに便秘を悪化させる、という悪循環に陥ってしまうため、便秘が悪化すればするほど解消するのが難しくなってしまうのです。

■■便秘でどれくらい体重が増える?

腸にたまっている便は意外に重く、約1週間排便がないと腸内には約1kgの便がたまると言われています。つまり、1週間の便秘のあとに排便すると約1kgも体重が落ちることになります。

リバウンドの危険も低く無理のないダイエットは1ヶ月に体重の3~5%と言われています。つまり、体重50kgの人なら1ヶ月間で1.5kg~2.5kg体重を落とすのが理想ということ。この数値と比較すると1週間の便秘が体重に与える影響がどれだけ大きいかがよくわかるのではないでしょうか。

■■便秘で脂肪が蓄積しやすくなる

便秘によって自律神経が乱れると、胃腸の活動が低下します。血行不良により、代謝に必要な酸素や栄養素が各組織に届きにくくなるため、新陳代謝も低下します。新陳代謝が低下すると脂肪が燃焼しにくくなるだけでなく、代謝で使い切らずにあまった糖や脂肪が、体内に蓄積しやすくなってしまうのです。また、血行が悪くなるとむくみの原因にもなります。体内に余分な水分がたまりやすくなることも、体重が増える原因のひとつです。

■■ダイエットに便秘の解消は不可欠

ダイエットはカロリー制限や運動による脂肪の燃焼にばかり意識が行きがちですが、腸内環境や腸の働きをよくして便秘を解消することが、ダイエットの近道になります。腸内環境をととのえるには腸内の善玉菌を増やして、悪玉菌を減らさなければなりません。善玉菌を増やすにはヨーグルト、納豆、漬物、キムチなど善玉菌を増やす働きのあるものを毎日食べましょう。また、腸を活発にするためには、食物繊維をしっかりと取ることが大切です。野菜、豆類、海藻類、イモ類、こんにゃくなどをたくさん食べるようにしましょう。

■■便秘を解消する生活習慣

便秘を解消してダイエットを成功させるには、自律神経の乱れを解消することが大切です。自律神経が乱れる大きな原因のひとつに、睡眠不足やストレスがあります。夜はできるだけリラックスして過ごすようにし、遅くとも12時までには就寝するようにしましょう。朝、起きたときにコップ1杯の水を飲むのもおすすめです。朝の排便をうながすためにも、朝食は必ず食べるようにしましょう。また、ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの軽い運動は自律神経のバランスをととのえて、血行促進に効果的です。排便に必要な筋力をつけるために腹筋をきたえることも、便秘の解消に効果が期待できます。

■■まずは便秘の解消を!

せっかくダイエットを始めても便秘がちだと、体重を思うように落とせなくなってしまいます。ダイエットをする際は、最初に便秘の解消や予防を意識することが成功への近道です。(harunatsu/ライター)

(ハウコレ編集部)

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