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離婚の危機も! 仕事と家事育児を両立するワーママの過酷な現実10選

  • 2016.8.18
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【ママからのご相談】

はじめまして! 32歳で今年1年生になった息子が1人います。結婚前はパティシエをしていて、子どもの入学を機に職場復帰しようと思っています。久しぶりに働けるのが楽しみでなりません。 家も建てたので家計を助けなければ、という事情もあります。

小学生は児童クラブも利用できるので保育料などもほとんどかからないし、復帰のタイミングとしてはベストなのではないかと思っています。

とはいえ、家事育児との両立は少しだけ不安です。先輩ワーママさんたちの助言をいただけると嬉しいです。

●A. ほとんどのワーママに“お悩みあり”の厳しい現実。

こんにちは、ライターの月極姫です。

仕事も育児も甘くはないのですから、両立するとなるとつらいこともあります。ご相談者様のように、職場復帰にあたっていろいろと心配になるのはごく自然なことですよね。

『リクルートホールディングス』が運営する求人サイト『とらばーゆ』が発表した、2014年のアンケート結果を見てみましょう。

「仕事と家事育児を両立することの負担、また困っていることは?」という質問に対して、対象となった働くママ400人のうち、「かなりある」と答えた人が21%、「ある」が37%、「ややある」が29%。

実に9割のママさんが負担を感じている ということになります。簡単に「育児と仕事の両立」といっても、やはり一筋縄ではいかないのが現実のよう。

これからワーママデビューする方にはちょっとキツい内容かもしれませんが、先輩ワーママたちのリアルな声をお届けします。

●働く前は仲が良かったのに……ワーママになって見えた夫・義両親の本性

家族の同意と協力を得て働き始めたはずなのに、いざ忙しい生活が始まると期待外れの現実を突きつけられることも。

やはりもっとも衝突が多いのは旦那さまですが、義両親や実の両親と衝突するケースもあるようです。

『元夫がもともと低収入だったので、共働きを前提に結婚しました。結婚前は見事な家事の分担表を作ったり、何でも手伝うと優しく言ってくれた彼。いざ共働き生活が始まると、進んで家事をやったのは5年間で数えるほどです。同じくらいの勤務時間、同じくらいの収入だったのに、つねに「仕事で疲れてるから 」とのび太君みたいなポーズで横になっている姿に、ある日一気にさめました! 結局離婚して、今は言動がきちんと一致する夫と再婚、とても幸せです(笑)。口だけの男を見抜けなかった私もダメでしたね』(東京都・40代看護師)

『旦那のお給料が伸びないのをわかっていて、最初は義母も私がパートに出るのを応援してくれていたんですが、疲れて食事が少しでも手抜きになると、子どもたちに対して「ダメなパパとママだねえ 」と嫌味を言う始末。旦那は家事は一切やらずゴロゴロしたり自分の趣味に没頭したり、休みの日は自分だけホイホイ出かけていきます。ダメなのはあんたの息子だろ、義母』(北海道・30代パート)

『事務のアルバイトを始めてまだ日が浅く、たまに家に仕事を持ち帰ったり、専門的な部分は勉強しなければならないことも。家事の合間にリビングで残務していると、「女が家に仕事を持ち込むなよ 」と夫。じゃあ私が働かなくてもいいくらいに稼いで来いよ、と言いはしないけどいつも思ってますよ(笑)』(福島県・30代秘書)

『家族のためを思って在宅でできる挿絵の仕事をしています。仕事は順調で収入も上がってきたのですが、夫はそれがおもしろくない様子。「いいよな、俺みたいに人に使われる身じゃなくてさ」「また大きい仕事がきて良かったねえ~」など、皮肉の連発。この仕事をきっかけに、夫の器の小ささが見えてきてしまいました が、現実を知ることができて良かったと思ってます。愛情はもうなく、強いて言えば「憐み」程度でしょうか(笑)。このまま便宜的に一緒に暮らしていくか、別れるか冷静に考えています』(東京都・30代イラストレーター)

衝突したり話し合ったりという過程があるなら、まだマシです。ママさんが大変なことをすべて一人で抱え込み、倒れてしまうことだけはないようにしてくださいね!

●本当は家で「お帰り」って迎えたい。あずけられる子どもへの思いと保育料の悩み!

お子さんがいて働く場合、あずけ先や保育料の悩みはつきません。

小さいうちは、子どもだけで留守番させるなんてもってのほか。安全に楽しく過ごせるあずけ先をめぐって、ワーママさんたちは常に考えています。

本当は、あずけたくなんてないんですけどね。

『小学生の男子が2人います。児童クラブのお世話になっていて、安全だしありがたいのですが、何人か問題児さんがいて困っている様子。人のものをとる、友達の親が早く迎えに来ると嫉妬して乱暴するなど。先生方はとてもよく配慮し対応してくれていますが、結局は家庭の問題だと思う。忙しくても愛情をかけないと子どもは歪む 。目の当たりにして、よーくわかりました』(北海道・40代会社員)

『児童クラブ、ほとんどお金がかからずありがたい存在です。しかし、娘の悩みは、放課後に遊ぶ友達を選べない こと。いつも同じ児童クラブのメンバー。もちろんその子たちは大切な友達なのですが、どうやら娘の1番の仲良しさんは帰宅組の子みたい。親の都合でそんな思いをさせてしまい、悩んでいます』(愛知県・30代薬剤師)

『3人の子の母で、上の2人が小学生なので、児童クラブにかかるお金は数千円の保険料程度。でも、末っ子は3歳、認可保育園に入れず、結局高額な無認可保育園へ。ほとんど保育料に消えて 、私の稼ぎでは2万円プラスがいいところ。手に職がない子だくさんって、これが現実かな』(青森県・30代アルバイト)

●収入倍増で支出も倍増!? 財布のひもが緩んで赤字の危機

せっかくママさんが稼いだお金も、浪費癖がたたるとあっという間に……。豊かになるはずが、かえって家計が苦しくなってしまうあるあるです。

『夫会社役員、私はフルタイムの看護師で、子どもたちは幼少期は院内保育施設にあずかってもらいました。夫婦とも仕事は順調で、正直十分な生活をしていました。しかし、仕事の疲れから外食が多くなり 、ストレス解消のための買い物、レジャー、旅行が度重なって、つい最近赤字に。ながらくサボっていた家計簿をつけてみると、4人家族で外食費含む食費が先月10万円強。これって駄目ですよね。子どものためにもならないので、猛反省して人生やりなおします』(埼玉県・30代看護師)

『30代の妻がネットショップで成功しています。収入も僕と並ぶくらいで頼もしいのですが、月収が安定し始めたころから洋服代・アクセサリー代の支出が増えてきて心配 。稼いでくれてるし、キレイでいてくれるのは嬉しいのですが、ちょっと過剰にはじけちゃってる気が。ちなみに妻は10歳下で、子どもはこれからです。財布を別々にして生活してきたけど、僕が家計を管理しようか? と提案してみようかと。喧嘩になる予感もしますが』(東京都・40代夫、会社役員)

『パートを始めてから外食が増えた……。子どもたちはもう中学なので保育料とかはかからないんだけど、体育会系男子3人、外食すると食べる量も半端じゃない。でも作る気力がないときもある(笑)。専業主婦に戻って節約に励んでいた方がよかったかも 』(北海道・50代クリーニング店勤務)

旦那さまの貴重な意見も参考になりますね。稼ぐあまり羽目を外すと、結局手元に何も残らないという惨状に……。収入が増えても支出を抑える努力が必要ですね。

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過酷な事例が多かったですが、世の中には見事に仕事と家庭を両立しているママさん、そして素晴らしい協力体制を築いている旦那さま、ご両親も実在します。

身近によいお手本があるのなら、思い切ってうまくいくコツを聞いてみるのもいいかもしれません。

くれぐれも“不幸な事例”に当てはまらないよう、上手に家庭を営みながら豊かになっていけるといいですね!

【参考リンク】

・【働くママ調査Vol.4】育児と仕事の両立「復帰後の苦労」 | とらばーゆ(http://toranet.jp/contents/career_skill/career/11483/)

●ライター/月極姫(フリーライター)

●モデル/ゆみ

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