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意外と知らない!この夏「絶対外せない」シミ肌ケアの常識3つ

  • 2016.8.18
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ビーチやBBQ、フェスなど、夏のイベントはギラギラ太陽の下が定番……!

美肌対策に余念がないアラサー女性なら、もちろん日焼け止めをバッチリ塗ってから出かけているはず。しかし、本当にそれだけでスキンケアは大丈夫?

外側からのケアだけではなく“内側からのケア”もしっかりやらないと、あとになって「まさかこんなところにシミが……!?」となりかねません。

そこで今回は、ビューティー&ウェルネスのスペシャリストである筆者が、夏の紫外線を撃退するために知っておきたいスキンケアの常識を3つご紹介します!

 

■日焼け対策はSPFだけじゃダメ

夏は冬に比べて、サンバーンといわれるやけどのような状態をつくりだす紫外線UVB波が強烈。そのため、UVB波をカットするSPF値が高い日焼け止めに目が行きがちですよね。しかし、実はサンバーンによる日焼けは肌表面の乾燥を招くものの、たいていはターンオーバーにより修復されていきます。

むしろ気をつけなければならないのは、紫外線の80~90%以上をしめるUVA波。サンターンと呼ばれるA波は、ご存知の通り、肌深くにダメージを与え、コラーゲン組織を破壊しシワやたるみの原因となります。そればかりか、シミを引き起こすメラニン色素が深部で定着してしまうため、夏だけでなく年中注意しなければいけない紫外線です。

しかもA波はガラスを通過し、室内にいても日焼けしてしまう可能性が高いのです。室内にいてもこまめに塗り直し、窓際を避けるようにしましょう。UVカットのストールを羽織るのもお勧めです。

 

■SPA・PA値は「高ければいい」というわけでもない

SPAやPA値は高いものを選んだ方がいいのでしょうか? 実は一概にそうとも言えないのです。

SPF1という値は“20分程度UVB波を予防できる”という意味。SPF50であればかなり長い時間予防が可能ですが、その分、肌に表面には強力な化学物質が塗られているということになります。

また、SPF40以上の製品は紫外線吸収剤という肌への負担が大きい化学物質が含まれているものが多く、逆にエイジングを促進させてしまう可能性もあります。

紫外線が強力な季節でも、なるべくSPF30以下のもの、PA++程度のものにし、紫外線吸収剤は含まないものを使いましょう。また、薄めに塗って3~4時間おきに塗り直しをすることも心がけましょう。

 

■日焼け後のスキンケアのポイントは?

B波よる紫外線でヒリヒリする日焼けをしてしまった方は、まず冷却しましょう。それからローションやジェルなどでこまめに保湿を行い、乾燥を防いでください。

A波は毎日少しずつでも浴びているので、日頃から抗酸化物質であるビタミンCやE、ポリフェノールを多く含む食事をとることが大切です。ビタミンCは柑橘類や緑黄色野菜をなるべく生で摂るようにし、Eはナッツ類、ポリフェノールはブルーベリーや大豆などで補いましょう。

そのほか、トマトやスイカに含まれるリコピン、タマネギやニンニクに含まれるセレニウムも一緒にとるとより効果的です。

 

夏の紫外線は冬の1.5~2倍以上といわれているため、普段より気を使う必要があります。もうすでにレジャーなどでうっかり日焼けしてしまった方は、保湿と食事でしっかりとケアをしていきましょう。

【筆者略歴】

※ 加茂基香 ・・・ 『MAGNIFIQUE Inc.』代表。ホリスティック美容家として多方面で活躍。代官山ネイル&オーガニックサロン『giraffe TOKYO』オーナーでもあり、オリジナルオーガニックブランドも展開中。

【画像】

※ Djem / shutterstock

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