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もう皮は捨てられない!? 夏限定「スイカの皮の塩もみ」レシピ

  • 2016.8.18
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夏本番。気温の上昇とともに、冷たいデザートが美味しい季節になりました。旬の果物といえば、もちろんスイカ。約90%が水分でできているスイカは、夏の水分補給にも役立つうえ、夏に摂りたい栄養素もたくさん含んでいます。そして皮にも見逃せない成分が。スイカを丸ごと味わいつくすレシピをご紹介しましょう。

© gontabunta - Fotolia.com

■夏のお悩みにはスイカが一番!?

赤い実の部分に含まれるおもな成分は、カロテン、リコピン、カリウムです。カロテンとリコピンは抗酸化成分の一種。カロテンは美肌効果、リコピンは紫外線を皮膚から守る、という夏には欠かせない成分です。カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を排出するのを助け、老廃物を流し出す働きがあると言われています。強い陽射しが気になったり、体内のバランスを崩しがちな夏には、どれも摂っておきたい栄養素ですね。

■今まで捨てていた皮…は、もう捨てられない?

薄黄緑の皮には「シトルリン」という成分が、実の部分よりも多く含まれています。あまり聞きなれない成分ですが、血管を強く若々しく保ち、血流をスムーズにする働きがあるため「スーパーアミノ酸」とも呼ばれています。血液の流れは健康の土台。その効果は体力、持久力のアップだけでなく、集中力、記憶力といった精神力のアップにも役立つと言われています。

■スイカの皮を食べるには?

さて、スイカの皮はどうやって食べるのでしょう? 私のおすすめは「皮の塩もみ」。子どものころから母の手作りの「スイカの皮の塩もみ」を食べており、今でも「夏だけの楽しみ」としてよく作っています。スイカの赤い実を食べたら、次のお楽しみは塩もみです。簡単にでき、おかずにもなるのでぜひお試しくださいね。

■「スイカの皮の塩もみのレシピ」

レシピ制作:料理家 崎野晴子

<材料>

スイカの皮 100g

塩 小さじ1/4

しょうゆ 適量

<作り方>

1、スイカの皮は、緑色の部分と、赤い実の部分を切り落とす。

※赤い実の部分は固くなっている部分であれば多少残っていても大丈夫です。皮の部分は、濃い緑色の部分をしっかり切り落とします。

2、1を薄切りにする。皮100gに対し、小さじ1/4の塩をまぶし、30分程度なじませる。水分が多く出れば除いておく。

3、しょう油をつけていただきます。

スイカの皮の切り方は、上にある写真のように、キュウリの内側の色合いに似た薄黄緑の部分と、赤い部分がうっすら残る程度に。

できあがった塩もみは、ほんのりスイカ味のするキュウリの塩もみ、といった感じ。お好みでショウガや大葉などの薬味を合わせてください。お茶漬けにもよく合う、夏だけに楽しめるおかずです。

(崎野晴子)

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