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立ったまま戸を開けるのは失礼!? やってしまいがちな和室のマナー違反

  • 2016.8.17
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畳のない家が増え、「和室での正しいマナー」を身につける機会が少なくなりました。しかし、義実家や友人宅を訪問した際、和室に通されることもあるでしょう。そこでマナーを知らないと恥をかいてしまうことも…。

© blanche - Fotolia.com

今回は、うっかりやってしまいがちな和室でのマナー違反を紹介します。正しいマナーを覚えておけば、料亭などで食事をするときも安心。プライベートだけではなく、仕事にも役立ちます。

■スカート丈に注意!

和室では基本的に正座をしてすごすことになるので、スカート丈には注意が必要です。

立っているときは気にならなくても、正座をすると太ももまで見えてしまい、短すぎると感じることがあります。和室に通されるとわかっている場合は、少し長めの丈のスカートを選びましょう。

また、正座がつらくなるため、細身のパンツも避けた方が無難です。

■立ったまま戸を開けるのはNG

和室に入るときには、基本的には座るのが正しいマナー。カジュアルなシーンなら立ったままでも構いませんが、かしこまった席では襖・障子の前で一旦正座をして、その状態で戸を開けて入室しましょう。

ただし和室でも、テーブルと椅子がある、またカーペットが敷いてあるような場合は、洋室の扱いになりますので、立ったままでOKです。

<襖・障子の正しい開け方>

1、左に開くタイプなら左手を、右に開くタイプなら右手を「引き手」にかけ、まず10cmほど開けます。

2、次にその手を襖・障子の縁に沿って敷居から10cmほど上のところまでおろし、襖・障子をさらに半分くらいまで開けます。

3、最後に、今度は引き手にかけたのとは反対の手で、襖・障子の残りを開けます。

このように3段階にわけて戸を開けます。見た目も美しい仕草なので、ぜひマスターしておきましょう。

戸を閉めるときは、開けるときの3段階の動作を逆に行います。

■和室での動作「膝行(しっこう)」と「跪坐(きざ)」

和室で立ち上がって移動すると、まわりにいる人を見下ろす格好になってしまうことも。近い場所への移動や、立ち上がるのは気が引けるな… という場合には、「膝行(しっこう)」を使いましょう。

「膝行」とは文字通り、膝で移動すること。軽く握った両手を畳について体を支え、座ったままの姿勢で膝先を少し浮かせながら進みます。

また、襖・障子を開け閉めするときなどに使えるのが「跪坐(きざ)」。正座の状態から足首を立て、踵にお尻をのせる座り方です。

「膝行」と「跪坐」はとても便利なので、ぜひ覚えておきましょう。

■座布団を踏まないで!

座布団は「踏まない」「動かさない」「裏返さない」のがマナー。特に「踏まない」はうっかり忘れがちなので注意しましょう。

座布団に座るとき・降りるときは、座った状態で“にじる”ように移動します。

<座布団の豆知識>

座布団には表裏があり、中央を糸で止めた「フサ」のある方が表となります。

さらに、ファスナーつきのカバーをかけている場合は、ファスナー部分が「うしろ」。ファスナーが座る人のお尻側に来るように置きます。来客に座布団をすすめる際は、向きに気をつけましょう。

このような形式的なマナーに加え、床の間の掛け軸に一言コメントしたり、活けられている花の名前をたずねてみたり…。主人のおもてなしの気持ちを察知して、それに応える振る舞いを心がけることも大切です。

これも、もてなす人、もてなされる人が、お互いに気持ちよく過ごすため。いつ和室に招かれても良いように、正しいマナーを身につけておきたいですね。

(森川ほしの)