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煮たり、焼いたり、カレーにも!? ご当地「そうめん」アレンジ術

  • 2016.8.16
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お中元などでもらうことも多いそうめん。暑い日などはとても助かりますが、どうしてもワンパターンになりがちです。そこで、そうめんを使った各地の料理をご紹介。意外とバリエーションが多く参考になります。

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■煮たり、焼いたり、のせたり…

そうめんは日本全国で食べられている、小麦粉で作られた乾麺。もっとも一般的な食べ方はゆでて水にさらしたものを、つゆで食べるというものですが、中には、ちょっと変わった食べ方も。

とはいえ、いずれも家でも簡単に真似できるものばかり。そうめんに飽きてきたら、挑戦してみてはいかがでしょうか?

●奈良県/にゅうめん

奈良時代に唐の国から渡ってきたと言われるそうめんは、奈良の三輪山麓が発祥とされています。そして全国的に作られる「にゅうめん」もまた、発祥は奈良県だそう。

つけ汁につけながら食べる一般的なそうめんと異なり、そうめんをつゆで煮てどんぶりに入れて食べる料理です。

冬は温かいまま、夏は冷やして食べることが多いそうですが、冷たいものばかり食べすぎて胃が疲れている夏だからこそ、温かいままいただいてみてはどうでしょうか。

●香川県/なすそうめん

小豆島のそうめんと、三豊のなすを使った、讃岐地方の郷土料理です。ほかの地域の人は、地元で手に入るそうめんとなすを使ってアレンジを。

なすを8等分程度に切り、表面に切り目を入れたら水につけます。そして鍋に油をしいて水を切ったなすを炒め、醤油、砂糖、だし汁、ショウガを加えて煮つつ、固めにゆでておいたそうめんをいれれば出来上がり。

●滋賀県/焼きサバそうめん

滋賀県長浜の郷土料理、甘じょっぱく煮た焼きサバをそうめんに乗せたものです。まず醤油、みりん、出汁、ショウガなどで味を調えた汁で、焼いたサバを煮ます。サバに味が染み込んだら、固めにゆでておいたそうめんを投入して煮ます。

皿に、そうめん、次いでサバを盛り付ければ完成。長浜地方ではよく知られた家庭料理だそうですが、サバの旨みをそうめんが吸収して、おいしくいただくことができます。

●沖縄県/そうみチャンプルー

沖縄といえばゴーヤチャンプルーが有名ですが、そのそうめん版のようなもの。「沖縄風焼きそうめん」といったところでしょうか。

■タイにもあった! そうめん料理

最後に、日本から離れて南国のタイへ。タイやベトナムなど、東南アジアでは米の麺がおおく食べられ、その中には日本のそうめんのような、極細の麺もあるのです。

なかでも私たちも手軽に真似できるのが「カノムチーン」。カノムチーンとはタイ式のそうめんのことで、タイ風スープと共に食べます。

例えばタイでは、名物のグリーンカレーと共にカノムチーンをオーダーできる場合があります。細いカノムチーンにグリーンカレーがよくからみ、予想外のおいしさです。

お家でも、ゆでたそうめんにレトルトのグリーンカレーをかけ、その上にパクチーを乗せれば、タイの香りを楽しめるランチのできあがり。パクチーの爽やかさが夏にぴったりです。

ほかにも、個性あふれる食べ方がありそうです。さまざまなバリエーションを試しながら、そうめんを楽しんでみませんか?

(平野智美)

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