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おブス肌は卒業!タイプ別「選ぶべき洗顔料」と「正しい洗顔法」とは

  • 2016.8.16
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残念なことに、私たちの皮膚にはメイクアップの汚れや酸化した皮脂、ほこり、汗、古くなった角質を落とすという機能は備わっていません。そのため、汚れを落とし肌を清潔に保つための洗顔は、私たち自らの手を使って意識的にしなければならないのです。

しかし、お肌に必要な潤いを残して汚れを落とす“正しい洗顔法”をご存知の方は少ないのが事実。

そこで今回は、長年美容業界で活躍してきた筆者が、正しい洗顔の方法をご紹介します。

 

■正しい洗顔は肌トラブル予防の基本

正しい洗顔を行うと、“お肌にある保湿成分”セラミド・NMF・皮脂が奪われないため、バリア機能の低下を防ぎ、ターンオーバーを正常にしてくれます。そのため、肌トラブルの予防につながるのです。

また、洗顔後の化粧水や美容液などの浸透をよくする働きもあります。

 

■洗顔料の種類と特徴

洗顔料とひと口にいっても、いろいろなタイプがあります。特徴を知って、自身の肌質に合ったものを選んで使用するようにしましょう。

・クリームタイプ(洗顔フォーム)

しっとりとして皮膚に優しいのが特徴です。使用感がよく泡立ちに優れているので、簡単に泡立てることができます。

保湿を重点的にしたい普通肌の方や、乾燥が原因で脂性肌になっている方にもオススメです。また、摩擦が軽減できアミノ酸系洗浄成分の含まれているタイプのものは乾燥肌向きです。

・固形タイプ(石鹸)

さっぱりした使用感のため、肌がつっぱる人も。脂性肌の方に向いています。

・泡タイプ

泡状になって容器から出てくるので、泡立てる手間がなく便利です。

時間のない方にオススメですが、洗浄力が強いものから弱いものまでさまざまですので、よく説明書を読んで選ぶことが大切です。

・ジェルタイプ(クレンジングジェル)

水分を多く含んでいて、洗い上がりはサッパリ。泡を立てずに使いましょう。肌に優しく刺激が少ないので普通肌・敏感肌の方にオススメです。

・パウダータイプ(洗顔パウダー)

ニキビ肌・脂性肌向きのパウダータイプ。酵素洗顔などに見られるタイプの洗顔料で、水に溶かして使用します。大人ニキビの方はクリームタイプのものに混ぜて使うことも可能です。

 

■洗顔のポイント

洗顔のポイントは2つ! 1つ目は、肌に必要以上の摩擦を与えないことです。こすらないように洗顔するように心がけましょう。

2つ目は、お湯の温度。体温より低め(32度くらい)が適温です。お湯の温度が高いと必要な皮脂まで落とし過ぎて、お肌の乾燥につながってしまいますよ。

 

■正しい洗顔方法6ステップ

(1)手を洗う

まずは手についている雑菌を洗い流し、清潔な手で洗顔をはじめましょう。

(2)予洗い(ぬるま湯で顔を洗う)

予洗いをすることで毛穴がゆるみ、汚れを落としやすくしてくれます。しかも、洗顔料をつけて洗うときに、摩擦が起こりにくくなります。

(3)洗顔料をよく泡立てる

できるだけキメが細かく空気の泡が見えない、角の立つような泡、たまご1個分の量が理想です。キメ細かい泡を立てることで、肌と手の間にクッションを作り摩擦を軽減することができます。

最近は泡立てネットなど、短時間で簡単にキメの細かい泡を立てられる道具も販売されているため、活用してもよいでしょう。ただ、泡立てネットを使う場合は、カビなどが生えないようによく洗って陰干しし、清潔に保つように注意しましょう。

(4)力を入れ過ぎずに洗う

洗顔の泡を皮脂の多く出る場所“Tゾーン”から順番に置きます。

額→鼻→あごにのせ優しく丁寧にクルクルマッサージするように洗いましょう。

皮脂の出が少ない頬は、泡をのせる感じでOK! こすりすぎないことが大切です。

最後に1番デリケートな、目の周り口の周りを洗います。皮膚が薄いので力を入れないようにしましょう。

(5)すすぎはぬるま湯でしっかり

洗面器にぬるま湯を溜めながら、20~30回バシャバシャと顔にかけるようにしてすすぎましょう。あご・こめかみ・フェイスラインは泡が残りやすいので注意しましょう。

(6)タオルで水気をとる

タオルでゴシゴシこするのはNG!優しく水分を押さえるようにして取りましょう。

 

洗顔後は、化粧水・乳液・クリームでお肌を整えることを忘れずに。また、寝ている間にも皮脂や汗が分泌され、ほこりなどによってお肌は汚れています。朝の洗顔も忘れずに行ないましょう。

【筆者略歴】

※ a.kumi ・・・長年美容業界で携えた知識と技術で、年齢と抗うことより心身共に美しく年を重ねる提案を発信している。

【画像】

※ Pressmaster / shutterstock

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