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毎回割り勘の彼! 単にケチなだけなの!?【黒川伊保子】

  • 2014.10.31
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デートして割り勘だと、気分が盛り下がってしまうというのが正直な女心。毎回じゃなくてもいいから、出そうとしてくれるだけでもその気持ちが嬉しいのに…。そんな女子の切実な悩みに脳科学者の黒川伊保子さんが答えます。

【質問】

私の彼はケチなのか、デートはいつも割り勘です。たとえば、映画やディズニーランドのチケット代も後から請求されるし、ご飯を食べに行っても半々。おごってくれたのは、誕生日の1回で「今日は特別だよ」と言われました。普段は優しいし、いい人なのですが割り勘だと思うと、せっかく会っても気分が下がってしまいます。男って、見栄をはりたいのが普通じゃないの!?

(29歳 カフェ勤務)

【回答】

私達の世代は男性が払うのが当たり前だったから信じられないけど、今は割り勘にする男子が多いみたいですね。だから、仕方ないと言えば仕方ないけれど、基本、男性脳は好きな女性に対しては奢ってあげたいはず。

それは、優位に立てるだけでなく、そもそもLOVEっていう言葉の語源は「食べさせる」という意味からきているのです。それは、男性だけでなく、女性が子供にごはんを食べさせるというのも含め、「食べさせることで相手が幸福になる気持ち」なのです。

もしかしたら、彼女のほうにも彼に対するそういう気持ちがないんじゃないかな。脳は相手を写す鏡なので、にこっと笑ったら笑いたくなるし、一生懸命に言ってくれたら一生懸命答えたくなる。デートのプランを出してくれたら出したくなるもの。相手がすることを自分に置き換えて考えたほうがいいのです。

相手に奢ってもらうのが当たり前なのではなく、自分が奢ってあげたり、手料理をふるまったり、お弁当を持って行ってあげるとかしていますか? 彼女のほうに食べさせてあげたいと言う気持ちが足りない気がするの。

「すっごく美味しいランチを見つけたから、あなたに食べさせたくてたまらなくなったの。行こうよ」と言ったら、相手は嬉しくない? 漫然と「デートだから、どこかで食べる」ということじゃなく、愛する人の笑顔が見たいから美味しいものを食べに連れて行く、というのが奢りの基本じゃないのかな。で、「私が食べさせてあげたかったんだから、私が出すね」という心意気に対し、いやいや嬉しかったからお金は自分が出すよ、とか、次は自分が何かしてあげたい…となるのが男女の情の深め方。

そういう気持ちの交流がない気がするのです。「デートしました、奢っていただきました、私は愛されています」というポイント稼ぎで考えていたらだめ。まずは相手に美味しく食べさせたいという気持ちが鏡のように写しこまれていくので、あなたがそれを持ちましょう。

それは単に奢ってあげるのではなくても、友人宅でいただいたお菓子が美味しかったから、ひとつもらって彼にあげるとかでもいい。あとは、コンビニの新しいスイーツを買ったらといって、食べかけのチョコを半分出してあげるだけでも恋人同士なら嬉しいもの。

そうしたら、ささいなことだけど、食べさせたいと言う気持ちを彼も分かってくれるんじゃないかな。お互いの間であげたりもらったりしながら増幅するものだから、まずはあなたが食べて美味しかったものを食べさせてあげる。それで、あなたが奢ってあげてもいいじゃない。そういうふうにして心を通わせていってください。そうしたら、いつのまにか奢っていたり、結婚しているはずです。

■最初のデートで割り勘でも気にしなくてOK

ちなみに、はじめて食事したのに割り勘の場合、「えっ!?」と引かないように。男子ってすごく気を使うので、逆におごると言ったら相手に負担になると思うこともあるのです。

最初のデートでおごられなかったのも気にすることはありません。私なら割り勘と言われたら、「私はあなたとの関係でふたつに割るのはやだから私が奢るわ」と言うかな。「だったら俺が奢るよ」となるけれど(微笑)。

最初のデートでそれ言っちゃえばどっちかが奢る事になるし、そしたら、男子のほうが回数が増えてくるでしょ。「半々に割るのはもう寂しい」って、どこかのタイミングで言って下さい。「だから私が頑張って出す」と言う。

まとめ:黒川伊保子が教える、幸せを呼ぶ脳のつかい方

私が奢れるところに行こうと言って、お蕎麦屋さんや定食屋さんに連れて行けばいいんです。割り勘は許しちゃいけません。いつまでも友達以上恋人未満のままになってしまいますよ。

毎週金曜更新

(安田光絵)

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