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肌のたるみで悩んでいるなら…この夏はじめたい「ちょい足し」若美肌ケア

  • 2016.8.10
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夏のスキンケアで、秋冬の肌状態が決まるといわれているくらい、大切な“夏のスキンケア”。

実は、たるみまで左右していたのです。

汗、紫外線、冷房、皮脂というトラブルメーカーと、暑さからの食事の偏りや運動不足が加わり、肌の老化が進みやすい季節。

いつものケアにちょい足しするだけの簡単ケアを、エステティシャンの筆者がお伝えします。

 

■隠れ乾燥が多い夏のちょい足しケアは?

夏は、“皮脂が多くでるから乾燥とは無縁”と考えがちですが、実はとても乾燥している人が多いのです。そのため、乾燥からたるみができることも考えられます。

しかも、エアコンが効いた室内や紫外線で肌は乾燥し、水分やコラーゲンが減少。肌にハリがなくなり、たるみが普段より目立つようになります。

(1)基礎化粧品は部分わけ使用

鼻周りや額は、普通肌用やさっぱりタイプのものを使用し、頬や首は、乾燥肌タイプやしっとりタイプのものを使用しましょう。

しっとりタイプでもオイル分が多いものでなく、ヒアルロン酸などの水分保持能力を上げてくれるものを選ぶことがオススメです。

(2)ローションパックは必需品

筆者が愛用しているのは、ローションパックです。とにかく、保水することが、紫外線を浴びる季節には大切なことです。

少し高価なものやエステサロンで販売されているものは、厚手なので時間を忘れても大丈夫! そのため、家事やうたた寝で長時間使用してしまっても問題なく肌は潤ってくれます。

また、「そんな時間もない……」という人にオススメなのは、目元のみのパックです。お風呂上りに貼って、そのまま食事をしても邪魔になりません。目元だけでも次の日の印象は違いますよ。

 

■顔のマッサージも大切

夏は、水分やお酒の摂取量が増えることや、冷房で涼む機会も増え、冷えやむくみを招いてしまいます。

冷えやむくみもたるみの原因です。冷えで血液循環がスムーズに行われなくなり、むくむことは新陳代謝が正常に行なわれていない証拠といえます。

ケアを怠ると、水分や老廃物の蓄積が重力で下垂しやすくなり、それが長期に渡るとたるみを引き起こしてしまいます。

マッサージやストレッチ、入浴、スイカやキュウリなどのカリウムが多く含まれている食品を摂る、利尿作用があるお茶を飲むことなどでケアしましょう。

特に、マッサージのときに、アロマオイルを使用し、入浴しながら顔だけでなく、胸元や肩もマッサージすると次の日のむくみがスッキリしますよ。

オススメの精油は、“ローズマリー”、“ゼラニウム”、“ジュニパーベリー”です。15グラム(大さじ1)に好きな香りを3滴入れてよく混ぜてから、マッサージをしてみてください。

 

■紫外線でもたるみは加速!

意外と知られていない、紫外線とたるみの関係。紫外線は、シミだけでなくたるみも引き起こします。

紫外線を浴びると、体内の酸素が“活性酸素”となり、肌の皮脂や細胞間脂質などと合わさって、“過酸化脂質”をつくります。この過酸化脂質は細胞組織を傷つけ、肌の老化を早めます。

日焼けすることでコラーゲンやエラスチンのもつ肌のハリや弾力を保つ力が弱くなるので、肌のたるみが気になる人は絶対日焼けNGです。

日焼け止めは外出の30分以上前に塗り、2~3時間ごとに塗り直しましょう。

しかし、お顔の塗り直しはなかなかできないので、フェイスパウダーに日焼け止め効果があるもの使い、皮脂や汗が気になるところを抑えるといいですよ。

 

このように、夏ならではのたるみの原因があります。それなのに、入浴も含め、肌ケアが適当になりやすい季節。

夏こそ怠らず、徹底的にケアをしましょう!

【筆者略歴】

※ 山田みき ・・・ エステティシャン・美容師。自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。NHKにてエステ指導や雑誌掲載多数。エステ・ヘアメイク・着付け各種コンテスト優勝及び上位入賞の経験をもつ。

【画像】

※ sheff / Shutterstock

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