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アナタは大丈夫?「疲れ」か「ウツ」か見分けるチェックリスト

  • 2016.8.7
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あのアンジェリーナ・ジョリーも罹ったという“うつ病”。

体がだるくて疲れやすかったり、やる気が起きない……など疲労感や無気力な状態が長く続くと、少し心配になることってありますよね。でも病院に行くにはちょっと抵抗がある、という人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は心理カウンセラーでもある筆者が、“うつ病”と“疲労の蓄積”を見分けるためのチェックリストを作ったのでご紹介します。

 

■1:“うつ病”と“疲労の蓄積”を見分けるチェックリスト

(1)朝から体がだるい

(2)特に朝は気持ちが重い

(3)息苦しくなることがある

(4)友達との話が上の空になることがある

(5)寝つきが悪かったり、夜中や早朝に目が覚める

(6)テレビを見ても楽しく感じなくなった

(7)やらなきゃいけないことがたくさんあるのに出来ない

(8)本来はまじめで几帳面な性格で何事にも頑張る姿勢がある

(9)楽しかった趣味に興味がなくなった

(10)それまで好きだった音楽が不快に感じることがある

(11)夕方以降にひどい疲労感に襲われる

(12)仕事や家事を一切したくないことがある

(13)最近、風邪や扁桃腺炎、リンパ節の腫れや筋肉痛になりやすくなった

(14)仕事や家事は憂鬱でも、女子会などではちょっと元気になれる

(15)誰かに辛さを分かってほしい

 

■2:1~10にチェックが多かった人への処方箋

実は1~10の設問は、うつ病に多く見られる症状です。

もともとまじめで明るく頑張り屋さんの方が罹りやすいと言われているのがうつ病。ある日、突然それまで大盛り上がりだった女子会でも上の空になってしまう、心地よいリラックス効果があるはずの音楽が不快に感じる。

そんな日常的な変化を感じたら、まず呼吸を深くゆっくりするように意識してみてください。呼吸は唯一自律神経に働きかけることが出来る手段。うつ病が深刻な状態になる前に、まず自律神経に乱れが起こるので、呼吸が浅く早くなるのです。

そしてそれまで100%やらないと気が済まないと思っていたことを20%出来たらOK!とOKラインを下げて、それが出来た自分を認めてあげて下さい。

またウォーキングはセロトニンの分泌を増やし、うつ病には有効だとされています。これもいきなり20分以上歩く!など高い目標を掲げる必要はありません。例えば電柱から次の電柱の一区間から始めてもいいのです。この時にもやはり5歩進む間に息を吸って、次の5歩で吐くなど、呼吸を意識するとよいでしょう。

辛いときには自分が思っているほど、頑張らなくても大丈夫! 今は肩の力を抜く時なのです。

 

■3:11~15にチェックが多かった人への処方箋

ずいぶんと疲れが溜まっているようですね。時には「今日は何もしない!」宣言をして、1日ぼんやりグダグダとした日を作るといいでしょう。

疲れたくらいで……と無理をすると、慢性疲労症候群に。そして慢性疲労症候群の人のうち、約30%の人がうつ病を発症する可能性があると言われています。

精神的な疲れがひどい場合は、気持ちをリフレッシュするために旅行に行き、帰宅後1日か2日はゆっくり体を休めるというように少し長めの休暇をとることも大切です。

 

■4:疲れとうつ病の違い

単なる疲労の蓄積とうつ病には分かりやすい違いがあります。それは疲れている人は“やりたくない”と感じるのに対して、うつ病になると“やらなければならないと思うのに、出来ない”のです。

そして、その“しなかった”という事実に対して「したくなかったから」と思えるのは疲れで、「なんでこんなことが出来なかったんだろう」と強い罪悪感を持つのがうつ病です。

仕事や家事など“特別好きじゃないけど、やらなければならないこと”に対して無気力になるのが疲れで、それまで楽しかったことなど、“全てのこと”に対して無気力になるのがうつ病。周りの誰かに辛さを話して、分かってほしいうちは疲れ。誰にもこの状態を悟られたくないと思ったら危険信号です。

いずれにしても日常の“頑張り過ぎ”から起こりやすい症状ですから、「少しくらい出来なくてもOK!」と少し肩の力を抜いてあげて下さいね。

【筆者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Tortoon Thodsapol / shutterstock

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