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都心から日帰りできる、ひんやりスポット♪ 自然が生み出した神秘的な地下空間「日原鍾乳洞」

  • 2016.8.7
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東京都に関東随一のスケールを誇る鍾乳洞があるのをご存知ですか? 奥多摩町にある「日原鍾乳洞」は、都心からも日帰りで行ける天然の洞穴です。中の気温は年間を通じて11度前後という、真夏に嬉しいひんやりスポット。 大自然が生みだした神秘的な空間をさっそく探検してみましょう。

入り口から冷気が吹き出す!東京都の天然記念物

JR奥多摩駅から車で約20分のところにある「日原鍾乳洞」。都の天然記念物にも指定されている、自然が生みだした洞穴です。

岩山にぽっかりと空いた入り口の前に立つだけで、身震いするような冷たい空気がヒューっと吹き出してくるのがわかります。

探検家になった気分で神秘的な地下空間へ

中に足を踏み入れると、そこはもう別世界。探検家になった気分で暗い洞穴の中を進みます。岩が突き出ているところもあるので、頭をぶつけないように気をつけて。

想像以上に寒いので、真夏でも長袖の上着は必須です。頭上から水滴が滴り落ちてきて地面が濡れているので、滑りにくい靴を履いていきましょう。

地下を流れる水が数十万年もの歳月をかけて石灰岩を侵食し、鍾乳洞が形成されました。特徴的な形をした岩にはそれぞれ「ガマ岩」「船底岩」など名前が付いていて、洞内にはいくつもの見どころがあります。

全長は約800m。ぐるっと巡って約40分程度のコースです。

幻想的なライトアップにうっとり。大迫力の地下空間

しばらく進むと、「死出の山」と呼ばれる巨大な空間が現れます。

空間全体が幻想的にライトアップされていて、まるで地下帝国の宮殿のような厳かな雰囲気です。その圧倒的なスケールに、ここが東京であることをすっかり忘れてしまいそう。

奥には、縁結びの観音様も

さらに奥まで進むと、積まれた石に囲まれるように縁結びの観音様が鎮座しています。良縁のご利益を求めて、ここまでお参りにくる人も多いそうですよ。

膨大な時間が作り出した美しい鍾乳石

新洞に続く道は、急な階段を上ったり下ったり、巨大な立体迷路のよう。

ここでは、長い年月をかけて形成された貴重な鍾乳石がいくつもみられます。1センチ伸びるのに、天井から下がる鍾乳石は約70年、床に固まって積もる石筍は約130年もの年月がかかるそうですよ。

大自然の壮大さとロマンが溢れる「日原鍾乳洞」。悠久の時が生みだした神秘的な空間を探検してみませんか?

【交通】

・車の場合

中央高速八王子ICから青梅街道(国道411号)で約90分、奥多摩駅前交差点から約20分

・電車・バスの場合

奥多摩駅発 西東京バス

平日 日原鍾乳洞行終点下車 徒歩約5分

休日 東日原行終点下車 徒歩約25分

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