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お中元の時期を過ぎたらどうする? 夏の「贈り物マナー」をおさらい!

  • 2016.8.5
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最近は「お中元」という形でものを贈ることは減ったようですが、お盆に帰省できないときや、日ごろの感謝をカタチにして伝えたい場合など、この時期に「夏の贈り物」をする人も多いのではないでしょうか?

© tamayura39 - Fotolia.com

お中元は7月15日くらいまでに贈るのが一般的とされていますので、これから手配するとなると間に合いません。しかし、「お中元」という形式にこだわらなければ、いまからでも十分間に合います。

そこで今回は、お中元の時期を過ぎてしまった場合の、贈り物マナーについて紹介します。

■お中元の時期には地域差がある!

じつは、お中元を贈る時期は、地域によって異なります。一般的には7月のはじめから15日までとされていますが、関西などでは8月のはじめから15日くらいまでとしている地域も。相手の住んでいる地域の慣習に合わせるといいでしょう。

ただ、贈る相手が以前は別の地域に住んでいたため、「その人がお中元の時期をどう考えているのかわからない」というケースや、その土地の慣習がわからない場合もあると思います。

そのときは、「7月のはじめから15日」とするのが無難です。近年は全国的にこの時期を採用する流れもあるようなので、この時期を過ぎたら「お中元」という形では避けた方が良いでしょう。

■お中元の時期を逃してしまったら?

気づけば、もう8月…。お中元の時期を過ぎてしまった!

そんなときは、「お中元」ではなく、「暑中お見舞い」として贈りましょう。立秋まではこれでOKです。立秋を過ぎてから贈る場合は、「残暑お見舞い」とします。

本来は直接会って手渡すのがベストですが、相手が遠方の場合はそうもいきません。百貨店などに配送を依頼する人が多いと思います。

「暑中お見舞い」や「残暑お見舞い」を百貨店などから直接相手に送る場合は、品物より先に到着するように、前もって「送り状」を発送しましょう。この時期は旅行や帰省で長期間留守にする家庭が多いので、贈り物が届くことを先に知らせておくと安心です。

「送り状」は郵送するのが丁寧ではありますが、相手との関係性や状況によっては、メールや電話で済ませても良いでしょう。

暑中・残暑お見舞いの贈り物には、お中元と同様に「のし」をつけ、水引は紅白蝶結びのものを使用します。

■お中元をやめたいときは?

お中元・お歳暮という、年2回の贈り物が、だんだん負担になってくることもあるでしょう。

もし、どちらか一方だけにしたい場合は、お中元をやめて、お歳暮だけにします。両方やめてしまいたい場合も、その年はまずお中元だけをやめて、お歳暮は贈りましょう。そして、次の年にお中元とお歳暮の両方をやめます。

急にやめてしまうと相手に心配をかけるかもしれませんので、お中元をやめるときには、代わりに「暑中見舞い」のはがきを出します。

「今年はもうお中元の時期を過ぎてしまったし、これを機にやめようか…」と考えている人は、暑中見舞いのはがきだけでも送っておくと良いでしょう。

品物選びにばかり気をとられてしまいがちですが、「どのように贈るか?」というマナーや思いやりも贈り物の一部。

義実家や遠方の親戚、職場の上司などに「夏の贈り物を…」と考えているなら、マナーにも気を配ると、より心がこもってよろこばれることでしょう。

(森川ほしの)

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