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初心者でも簡単!自分一人で浴衣を着付けるポイント

  • 2016.8.2
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浴衣の着付けのポイントをおさえれば、初心者でも一人で簡単に浴衣を着ることができます。上品で一目置かれる、着崩れしにくい浴衣の着付け方やコツを、動画と静止画で詳しくご紹介します。

着付けをマスターして浴衣を普段使いに

夏といえば、浴衣の季節。花火大会はもちろん、縁日やちょっとしたお出かけなどに、さらっと自分で着られるようになりたいもの。大人ならではの美しい浴衣の着こなし方を身につければ、どこへ行っても恥ずかしくありません。

着物と違って、一度慣れてしまえば簡単に着られる浴衣。今年こそは、浴衣の着方をマスターして、大和撫子を目指しましょう。

着崩れしにくい浴衣の着方

大人ならではの美しい着物の着方を、着付け一級講師の南出千賀子先生に教えていただきました。

TIP1:丈の長さを調節する

下着を着て、浴衣をはおります。両手で左右の襟を持ち、前で合わせます。

丈の長さは横から見たときに、くるぶしが隠れるくらいの長さにします。

TIP2:上前の幅を決める

上前の幅を決めます。左手が右の肋骨の下にくるように押さえます。このとき、左肘で押さえておくようにすると手の位置がずれません。

※仕上がりは、左襟が上になります。「右前」といい、自分から見て右側が手前で、左側が上です。右手が左襟の下の懐にすっと入る、と覚えておくと間違いません。

TIP3:下前の幅を決める

下前の幅を決めます。TIP2で決めた左手の位置がずれないように気をつけながら、右手を左の肋骨の下へ。裾の端を上げて下に向かって裾すぼまりのシルエットになるようにします。余った分は折り返して。

TIP4:裾の高さを決める

上前をかぶせ、TIP3で決めた位置に固定して裾の高さを決めます。右脇を押さえておく手を、左手から右手に変えます。

TIP5:腰紐を締める

左手で腰紐の中心あたりを持ち、右のウエストに当てます。

腰紐を後ろに回し、締めた後、左の位置で蝶々結びにします。

左右の身八つ口から手を入れて、おはしょりのたるみを取り、平らに整えます。

TIP6:後ろ襟を整える

合わせた共襟を片手で持ち、もう片方の手で背縫いを持って下に引っ張り、こぶし一つ分を目安に衣紋を抜きます。

TIP7:胸紐を締める

襟元、胸元をきちっと押さえるために胸紐を締めます。

TIP8:背中のシワを伸ばす

背中のシワを伸ばします。

TIP9:おはしょりを整える

おはしょり線を腰骨の下に合わせます。

TIP10:伊達締めを結ぶ

伊達締めの中央を胸の下に合わせます。

両手を後ろに回し、伊達締めの片方を折りあげ、左右均等に引っ張ります。

TIP11:全体を整えて完成

左右の伊達締めの下にある脇縫いを持って下に引っ張り、身八つ口を整えてシワを取ったらできあがりです。

着付け師クオリティの浴衣の着こなしを

浴衣の着付けを着付け師さんに頼むと時間もお金もかかってしまいますが、自分一人で着こなせるようになるとスマートに準備ができます。浴衣のセルフ着付けをぜひマスターしてくださいね。

監修:南出千賀子 協力:KIMONO BIJIN

http://www.kimonobijin.jp/

出演/草別 真誉

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