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賢いママは使ってる? 電子母子手帳と紙との使い分け方法

  • 2016.7.31
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子育て中のみなさんの中には「電子母子手帳」の存在をご存じの方もいるかもしれません。電子母子手帳とは、妊婦健診の結果や子どもの成長をネット上で管理できるサービスのことです。

© Monet - Fotolia.com

妊娠したことを確認して市区町村に届け出ると、紙の母子手帳が交付されますが、電子母子手帳には紙とは異なるサービスが満載。そんな2つの電子手帳について、ある調査がおこなわれたのでご紹介します。

電子母子手帳のイメージって?

女性の健康情報サイト「ルナルナ」などを運営する株式会社エムティーアイがおこなった母子手帳の利用実態に関する調査に「電子母子手帳」についての意見が寄せられています。

電子母子手帳は内容をスマホやタブレットで記録・管理できるもので、市区町村などの自治体で交付しているものもあれば、企業がサービスを提供している場合もあります。

そんな電子母子手帳のイメージについて聞いたアンケートでは58.1%の人が「紙の母子手帳の代わりになるもの」とイメージしており、37.9%の人が「予防接種を記録・管理できるもの」、32%の人が「妊娠中と育児中の記録ができるもの」、29%の人が「写真や動画などを記録できるもの」と答えています。

また22.9%の人は「何が出来るかわからない」と答えており、紙から電子になるイメージがわかない、という人もいたようです。

使わないのは知らないから? 電子母子手帳でできること

そんな電子母子手帳ですが、自分が住んでいる地域で導入されているかどうかは全体の半分以上の人が「導入しているかどうかわからない」と答えており、その知名度はまだまだ低め。

電子母子手帳を利用している人のうち、市区町村で導入している電子手帳を利用している人は「病院で存在を知って」使い始めた人が多く、それまでは存在を知らない人も多かったようです。

ところで、電子母子手帳はどんなところが魅力なのでしょう。実際に電子母子手帳を利用している人にその理由を聞いてみると56%の人が「紙よりスマホでの記録が楽だから」と答えています。

続いて28%の人が「紙の母子手帳をなくした時のため」「紙よりも紛失の心配がないから」、24%の人が「紙の母子手帳よりプライベートなことなど、より多くの情報が書き込みやすいから」「情報を夫や家族と共有したいから」と答えています。

一方、電子母子手帳を使っていない人は9割近くが「存在を知らなかったから」と答えており、ここからも認知度の低さがうかがえる結果となっています。

ママは賢い! 紙と電子を使い分け

紙と電子、それぞれのメリットについて聞いたアンケートでは紙の電子手帳は「直筆で残せる」「記録しやすい」「記念に子どもにあげることができる」「出生印など記念になる」という点がメリットの上位にあげられています。

一方、電子母子手帳では「写真や動画を記録できる」「携帯しやすい」「予防接種などのアラート機能がある」「体重や成長などの記録が自動でグラフ化される」という点がメリットの上位に。

保存用、記念としての紙の電子手帳。成長管理や予防接種スケジュールの把握など身近な子育てツールとしての電子母子手帳。それぞれのメリットを生かした使い方で、上手に子育てライフを楽しんでいるママが意外と多いことが分かりました。

まだまだ導入していない自治体もある電子母子手帳。「検診の結果が自動記録される」「病院の予約を一本化できる」「病院で出生届が出せる」など、ママたちの要望はまだまだたくさん! こうした願いに応えて、これからの電子母子手帳がどう変わっていくかが楽しみですね。

(すだ あゆみ)

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