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本当に必要なものをそろえてみた! 今見直したい「防災グッズ」の優先度

  • 2016.7.28
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防災のための準備といえば思い浮かぶのが、食料をメインとした「備蓄」ではないでしょうか? 生きていくためには水や食べ物が必要ですよね。でも防災という意味で「食料」は優先順位は低くなります。

© naka - Fotolia.com

国内の記録にある自然災害では水や食料不足が理由で亡くなった方はいないと言われています。では優先度の高いものとはいったい何なのでしょうか? 今回は防災グッズを準備するときの優先度について紹介します。

優先度1「生命の危機」に対応できるものを必ず用意する

災害が起きたとき、命を守るために必要なものは傷や体の不調を処置できる医薬品です。「何から準備すればいいか分からない」という人は、まずこうした医薬品をそろえることから始めましょう。

・常備薬(かぜ薬、解熱鎮痛剤、整腸剤、皮膚薬など)

・包帯やガーゼ

・ばんそうこう

・はさみ

・ピンセット

・消毒薬

上記に加えて、子どもがいる家庭は子ども用の薬なども用意すると安心です。防災用品はこうした医薬品の準備が最優先であることを覚えておきましょう。

優先度2「避難を手助けするもの」を用意する

災害が起きれば周囲がどんな状況になるかは分かりません。そんなときに避難を手助けするものがあるとその場で対応ができます。

・笛(周囲に居場所を知らせることができる)

・ナイフ(多機能なサバイバルタイプがおすすめ)

・ロープ

・ハンマー(ドアがゆがんで部屋に閉じ込められたときに壊して脱出できる)

・懐中電灯

などの工具を医薬品の次に準備しておきましょう。状況に応じた対処ができる道具があると、心強いものです。

優先度3「あると便利なもの」を用意する

命の危機を守るもの、非難を手助けするものをそろえたら最後に「あると便利なもの」を用意しましょう。具体的には着替えや寝袋、タオル、ティッシュ、ウエットティッシュ、ビニール袋、生理用品、筆記具(油性)、食器類、洗面道具などです。

上記で紹介したいものを非常用持ち出し袋にまとめたら、飲料水や非常食、携帯ラジオ、電池、現金(10円玉も)なども合わせて入れておきましょう。

また、自宅に備蓄するなら飲料水は1人1日3リットルが目安です。持出し用のグッズと合わせて、自宅にも数日分の非常食を用意しておくといいですね。

万が一のときに安心できる「ご近所とのコミュニケーション」

災害時は、自宅周辺に頼れる人がいるだけで精神的に安心できるもの。家族でしか安否確認できないとつのる不安も、ご近所さんが自分や自分の家族を知っていてくれれば、とても心強いものですよね。

日ごろからコミュニケーションをとり、地域住民どうしで助け合って命を守ることが自然災害のリスクを軽くするひとつの方法です。

避難訓練や防災イベントだけでなく、住んでいる地区で主催するお祭りや親睦会にも積極的に参加ししましょう。助けられる人ではなく、自分も助ける人に。そんな気持ちを持つことが、災害への過度な不安や心配をとりのぞくことにつながるはずです。

(すだ あゆみ)

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