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マンション住まいの悩み…子どもの足音対策、どうしてる?

  • 2016.7.27
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子どもはじっとしていられないもの。とはいえ、バタバタと走り回る騒音に、階下の人からの苦情がいつくるかと毎日冷や冷やものです。マンション住まいにつきまとう悩み、子どもの足音対策を紹介します。

© milatas - Fotolia.com

■「重量床衝撃音」を完全に防ぐには?

マンションなど、集合住宅での最も多いトラブルは騒音問題です。子どもが走り回ったり飛び跳ねたりして発生する、ドシンといった大きくて重い音を「重量床衝撃音」といいます。

また、子どもが食事中にスプーンやフォークを落としたときや、イスを引きずったときに出るような小さめの音を「軽量床衝撃音」といいます。

重量床衝撃音を完全に防ぐためには、床のコンクリートの厚みを変える方法しかないそうです。マンション住まいでは、そう簡単ではありません。ましてや大掛かりな工事をするとなると、それなりの費用がかかります。

しかし、子どもがいる家庭で使われているコルクマットやジョイントマット、防音マットなども、使い方次第でかなり効果が期待できそうです。

■衝撃だけでなく音も防ぐマット

フローリングの床は、カーペットを敷いた床に比べて階下に響く音が4倍も違うというデータがあるそうです。

転倒したときなどの衝撃を和らげてくれるクッション性のあるコルクマットや、ジョイントマットは子どもがいる家庭にはとても人気があります。

子どものケガ防止として効果がありますが、コルクマットやジョイントマットを敷いただけで、軽量床衝撃音であれば階下へ響く音をだいぶ軽減してくれる効果もあるのです。

防音マット・防音カーペットは、コルクマットと同じで軽量床衝撃音に対して効果のあるものです。

ただ、防音マットはコルクマットと違い、音を跳ね返す素材を用いています。防音壁のように大きな声や楽器の音、オーディオの音などを外に漏らすのを防ぐ効果も。しかし厚みのない安価なものは、あまり効果が期待できないようです。

■効果のある使い方

防音効果をアップさせる、効果的なマット類の使い方を紹介します。

●コルクマットと防音マットのダブル使い

マットを敷いてない状態と比べると、階下へ響く足音がまったく違う。とはいえ、残念ながらコルクマットやジョイントマットには防音効果はありません。

しかし、コルクマットの上に防音マット・防音カーペットを敷くことで、子どもの騒ぐ足音をだいぶ消すことができます。

さらに効果を発揮するためには、部屋全体に敷き詰めることがポイントです。子どもの足音だけでなく、振動も軽減される効果が期待できます。

●エアパッキンを使う

コルクマットやジョイントマットの下に、エアパッキンを敷くのもおすすめです。ホームセンターで手軽に購入できるし、子ども部屋だけでなくリビングに敷いてもそうコストは掛かりません。

我が家ではさらに防音カーペットを重ねていますが、階下の人からの苦情はほとんどありません。

■「一言あいさつ」が効果抜群!

あれこれ防音対策をしたといっても、完璧ではありません。騒音は足音だけでなく、窓から漏れる子どもの大声も近隣の迷惑になってしまいます。

日ごろから近隣住民とあいさつを積極的に交わしたり、階下の人と顔を合わせるたびに「子どもがいつも騒がしくてすみません」の一言があるとないかでは全然違います。これが騒音トラブルを避ける一番の近道です。

(今日子)

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