1. トップ
  2. 恋愛
  3. 貧乳でも老化する? 卒乳でバストがしぼんでもノーブラはNGな理由3つ

貧乳でも老化する? 卒乳でバストがしぼんでもノーブラはNGな理由3つ

  • 2016.7.25
  • 927 views

【ママからのご相談】

2人の子どものママをしています。先月、下の子の授乳が終わってようやく解放されたと喜んでいたのに、卒乳したらバストのサイズが2サイズくらいダウンしてしまいました。

周りの友人からも、「1人目のときより2人目や3人目のほうが卒乳後のバストのしぼみ方が激しい」という話は聞いていましたが、正直予想以上でした。

妊娠前の下着はサイズが全然合いませんし、新たに購入しようにもブラジャー自体が必要ないほどの自分のバストにがっかりしてしまいました。いっそのことノーブラ派になってもいいか、という気持ちです。

反面、産後すっかり自分の身につけるものに気を使わなくなり、ついにブラジャーまで諦めたら終わりじゃないか、という気持ちもあるのです。どうしたらいいのか、ぜひ良きアドバイスをお願いします。

●A. ノーブラでいることで、かえってバストが魅力を失う心配をしてみましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。

私も上の娘のときに1年半、長男に2年、次男に2年半と授乳してきて、ようやく最後の子の卒乳を終えたばかりです。

もともと、ひょろっと背が高いだけという“やせ型の体型”だった私は、妊娠前からバストはAカップでした(Aカップに分類するのも申し訳ないくらいのA)。

3度の妊娠、授乳期はしっかり2サイズほどアップしたバストも、卒乳とともにサイズダウンし、今はもとの状態より小さくなってしまったような気さえします。

私も、「ブラジャーなんて自分にはもう必要ない 」という気持ちでおりましたから、ご相談者様のお話が非常に身近に感じられます。

私は結局、以前のブラジャーはすべて捨て、ノンワイヤーのブラジャーやカップのついたキャミソールを使うようになりました。

ノーブラという状態が何となく落ち着かず、私にはあまり馴染まなかったのですが、『株式会社ワコール』が2011年4月に実施した、「からだと下着に関する一万人白書“日本女性の見過ごせない下着選び”と“バストケア”」という大規模なアンケート調査で、次のような結果が出ました。

「ブラジャーを着用せずにどこまででかけることができるか」と質問したところ、全体の27%の女性が「ノーブラで外出が可能」と回答しました(外出できる距離には差があった)。

これは、実に4人に1人という割合であり、もっと少数派ではないかと思っていた筆者にとっては驚きの結果でした。

「なんとなく落ち着かないから」という以外に私がノーブラという選択をしなかった理由が3つありますので、続いてご紹介したいと思います。

●(1)バストの加齢による変化には“胸の大きさ”は関係ない

『ワコール人間科学研究所』による、「加齢によるバストの形の変化」についての報告をご紹介します。

・加齢によるバストの形の変化は、どのような人でも全員同じ順序で変化していく

・20代から下垂は始まっている

・一度変化したら元には戻らない

この調査結果を見て、バストの大きい、小さいに関わらず同じような加齢現象が起こっていく ことが分かりました。

実際、私も3人の子どもの妊娠、出産で10年の月日が流れています。加齢という言葉からは目をそらしていたいけれども、バストの下垂は起こっていると実感していましたから、そのスピードを少しでも遅くしたいという気持ちでいます。

それには、やはり“バストを適度に支えておく”状態が良いのではないか、と思ったからです。

●(2)バストの中に筋肉はない

前出のワコール人間科学研究所によると、

**********

『バストは「乳腺」「脂肪」とそれらをまとめるようにして支える「結合組織」「クーパー靭帯」からできています。バストの中には筋肉はないので、運動などによって鍛えることができないのです』

**********

とありました。これには非常に驚きました。これまでバストアップに効く体操や運動が紹介されていたのを数多く目にしてきましたし、実践したこともありました。

バストの中に筋肉がないならば、下垂していく胸を筋トレで支えることはできない 、ということになります。

●(3)バスト自体にかかる重力、揺れなどの刺激が続くことはダメ

バスト自体にかかる重力、揺れなどの外部からの刺激が長時間継続することにより、クーパー靭帯にストレスがかかって伸びてしまう。

ノーブラでいると、バストにはそのまま重力がかかっています 。歩く、走るなどの日常の動きで多少なりとも揺れる状態が続くと……どんどんバストの魅力が失われていくことになるのではないか? と私は思ったのです。

授乳期には乳腺を締め付けることが良くないということで、締め付け感のない下着を選んでいらしたことでしょうから、いきなりワイヤーの入ったブラジャーは窮屈に感じると思います。

しかし、サイズの合ったブラジャーを正しく着用することで、不快な着用感は軽減されるということもまた分かっています。

まずは、ノンワイヤーの下着やカップのついたキャミソールで、バストを下からほどよく支えておくことにより、下垂をスピードアップさせない工夫をしてみてはいかがでしょうか。

その後、きちんとサイズを測ってもらったジャストサイズのブラジャーで快適な装着感を得る。

ノーブラでは服のシルエットがキレイに見えないということもありますから、卒乳後またおしゃれを楽しみたいママには、バストの形がキレイにみえるブラジャーはとても強い味方とも考えられるのでは?

----------

いかがでしたか?

どんなにバストが小さくても、服を魅力的に見せてくれる美しいシルエットというものはあります。ブラジャーはそれをお手伝いしてくれるとても便利な服の一部とも言えますよね。

今回ご紹介した内容が、ご相談者様のお役に立つことができれば幸いです。

【参考リンク】

・からだと下着に関する1万人白書“日本女性の見過ごせない下着選び”と“バストケア” | ワコール(http://www.wacoal.jp/news/newsrelease/201104/release22594.html)

・下着ではじめるからだのエイジングケア[バスト編] | ワコール人間科学研究所(http://www.wacoal-science.com/ageing/)

●ライター/あしださき(元モデル)

の記事をもっとみる