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心理カウンセラーが伝授!「人見知り」の意外な原因と克服法

  • 2016.7.23
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開放的な気分になり、海やバーベキューと楽しみが多い夏。もちろんそれに伴って出会いも多くなりますが、人見知りの人にとっていつものメンバーではない人とのイベントはちょっとしたストレス。

「どうして私は人見知りなんだろう?人見知りをしない社交的な人が羨ましい!」そう思っている方。人見知りは本能ですから、心配する必要なありません。未知のものごとや相手に対しての警戒心が少し強いだけだともいえます。

そこで今回は、心理カウンセラーでもある筆者が、人見知りの原因と克服法についてご紹介します。

 

■1:

人見知りの人は自己肯定感が低い!?

はじめての人を目の前にすると、「何を話せばいいのか分からない」「目を合わせるのが苦手」、そう思ってしまうのが人見知りの人の特徴です。

そこには「下手なことを言って、バカにされたり傷つけられるのが怖い」という警戒心や恐怖感がある場合も。

そこをもう少し掘り下げてみると、「自分はバカにされる人間だから」「自分は欠点が多いし、弱いから指摘されると傷ついてしまう」という自己否定の深層心理があります。

もしかしたら過去にいじめられたり、誰かと比較され傷つけられたりした経験があり、それがトラウマになっている人もいるかもしれません。

 

■2:「私は人見知りです」そう決めたのは誰でしょう?

実は人見知りって、自分でそう思い込んでいるだけの人も結構います。筆者のもとにカウンセリングで来られるクライアント様の中にも、そう言われる人は少なくありません。

しかし「あなたが人見知りだと決めたのは誰ですか?」と質問すると、ほとんどの人が戸惑いの表情を見せたあとに「私……ですよね?」と返事をされます。

人見知りの方は、他人に対して偏見を持っているとも言われますが、実は自分に対して“私は人見知りなんだ”と、強い偏見を持っているだけなのです。

 

■3:うまく話す必要はない

人見知りをするほとんどの人が、「うまく話せないから」と言います。しかしうまく話す必要なんて全くありません。なぜなら人は自分の話にうなずき、聞いてくれる人に好感を抱きやすいのです。

相手に好きなように話をしてもらって、「うん、うん」「えー!そうなんですね」と笑顔で相槌をうつだけで、十分好感を得られ、人間関係がうまくいくのです。

話下手という短所は、聞き上手という長所になります。「うまく話せないんです」という人は、「聞き上手なんです」と言い換えてみてはいかがでしょうか?

 

■4:自分にコンプレックスがある

外見上、何らかのコンプレックスを抱えている人も人見知りしやすいと言われています。自分のコンプレックスになっている部分を指摘されて傷つくのが怖いのです。

しかし、これも自分がその部分に意識が集中しているあまり、他人も同じようにそこに意識が向いていると“思い込んでいる”だけなのです。

人はそれほど初対面の人の外見的な欠点ばかりを見てはいません。そもそも“ここがコンプレックス”だと、これも自分で決めているだけですから。

 

■5:人見知りは悪いことではない、視点を変えてみましょう

動物であれば本能的に初めての相手、初めての環境には警戒心を抱くものです。初対面なのによくしゃべる人も、自分の弱さやコンプレックスをカバーするために、勢いよくしゃべっているケースはよくあります。それは、自分の表現方法が違うだけです。

ちょっと視点を変えて、例えばすごく気の強そうな顔をした人に会っても、「この人すごい動物が好きで、犬や猫には赤ちゃん言葉で話してたら……」と想像するなどして、相手に興味関心を持ってみましょう。そうすることで、自分に向いていた意識が他人に向き、コミュニケーションを取りやすくなりますよ。

【筆者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Halfpoint / shutterstock

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