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楽しみながら食育ができる! 親子クッキングのすすめ

  • 2016.7.16
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最近は、食育やコミュニケーションのために、子どもといっしょにクッキングを楽しむママが増えているようです。「そろそろチャレンジしてみようかな」と思っているママに向けて、始め方や親子クッキングのメリットを紹介します。

© Oksana Kuzmina - Fotolia.com

■料理に興味が出てくる3~6歳からスタート

親子クッキングの始めどきは、子どもが料理に興味を持ち始める3~6歳ごろ。ちなみに我が家では、子どもが3歳のとき、家事を何でも自分でやりたがるようになったため、流れに乗って料理も始めてみました。

それより小さい1~2歳の子には、包丁デビューは早いかもしれません。でも、ママが料理をしている様子に興味を示すようなら、プチトマトのヘタを取る、レタスをちぎるなどの簡単なお手伝いをやらせてあげるといいでしょう。

■ケガをしにくい子ども用包丁はマスト

親子クッキングを始めるにあたって、まず用意したいのは包丁です。3~6歳の幼児には、刃先が丸く、指がスパッと切れない設計になっている子ども用の包丁が安心。ただ、硬いものが切りにくいので、小学校になったら小さめの普通の包丁を買い直すといいかもしれません。

それ以外の道具は家にあるものでかまいませんが、かわいいデザインのまな板やエプロンもそろえてあげると、より子どもの意欲が高まります。

最初のうちは、子ども包丁でも切りやすい果物を使ったものがおすすめです。我が家では休日の朝食用に、子どもにバナナを切ってもらって、バナナヨーグルトを作っています。

子どもが盛り付けまで担当し、「はい、どうぞ」と張り切って家族全員に配ってくれるので、大人の気分も和みます。

そのほか、イチゴや缶詰のミカンなど、いろいろな果物を刻んで生クリームと合わせたフルーツサンドを作るのも休日の楽しみ。こねて丸める過程が楽しい白玉だんごや肉だんご、ラップで握って作るおにぎりも、親子クッキングには最適です。

■子どもの能力向上と親子のコミュニケーションにつながる

親子クッキングは、子どもにさまざまな良い影響をもたらすといわれています。食材の形や種類、料理ができる過程を知ることが食育になるのはもちろんのこと、料理を通して、集中力や表現力、思考力などの能力も高まるのだとか。

また、自分で切って調理することで、嫌いだった物が食べられるようになったという話もよく耳にします。そして何より、親と子のコミュニケーションの機会が増えるのが大きなメリットです。

忙しいママは、子どもがなかなかうまくできないとイライラしてしまうかもしれませんが、効率より楽しむことを重視して、ゆったりした気持ちで接することが大切。そのためにも、親子クッキングは、気持ちに余裕がある休日に行うのがいいでしょう。

一方で、好奇心が強く飲み込みの良い子の場合、すぐに包丁の使い方を覚えてグングン上達し、勝手に火をつけたり大人用の調理器具を使ったりと、大胆なことをやってのけることもあります。幼児とのクッキングの際には、油断して目を離さないようにしたいですね。

(二条しおり)

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