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日本のモードの第一線で活躍する、コシノヒロコさんの幸せな現在

  • 2026.6.9

健康かつ現在も第一線で活躍されている、ロンジェビティのお手本ともいうべき先輩にお会いしてその健康法や仕事への意欲などのお話の中に、私たちが目指す理想形へのヒントを探ります。今回は、日本のモードをけん引してきた第一人者、コシノヒロコさんへのインタビューをお届けします。

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<Profile>
コシノヒロコ

1937年大阪府岸和田市に生まれる。幼少期から祖父に連れられ歌舞伎や文楽を鑑賞、日本の伝統文化に触れて育つ。’78年ローマのアルタモーダに東洋人として初参加。’82年からパリのプレタポルテコレクションに’92年まで参加(2009年に再参加)。「(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO ―新説/真説コシノヒロコ―」が東京都現代美術館にて開催中。長唄三味線の師範でもある。

仕事と使命感が人を輝かせる

この取材の前に89歳になられたコシノヒロコさん。力強い目の輝きや楽しい会話にはパワーがみなぎっています。実は20年ほど前に、アンチエイジングの本を出した経験が。「出版当時はまだ老化が切実ではなく、健康でいることが当たり前の状態でした。その頃から体を日常的に動かすことや普段の食生活について考えだし、実行してきたことで今の健康があると思います」

The Ginza ハイブリッドジェルオイル n 100ml¥29,700(ザ・ギンザ) Hearst Owned

もともと体も肌も丈夫で、常に多忙だったにもかかわらず特に何もしてこなかったとか。「カラフルなメイクが好きです。服と同じように色で表現したいので。ただし化粧をしたらダブルクレンジングと洗顔で、完全に落としてから就寝することだけは昔から続けています。おかげでさしたる肌トラブルもなく過ごせています」。今のお気に入りコスメはザ・ギンザのハイブリッドジェルオイル n。ショーを担当するヘアメイクさんから薦められました。「保湿がいちばん大事。そのためにはオイルをできるだけうまく使うことだと気付き、愛用しています。あとは毎日のシートマスク。ドラッグストアの安価なもので良いので、毎日5分を習慣にしています」

ご自身のブランドを着て。 Hearst Owned

健康についてはパーソナルトレーナーを付け、週に1~2回トレーニングをしています。ジムのない日は自宅でパワープレートを。「ショーでステージに出るとき、背が曲がっているとトレーナーに指摘されて。老けて見えないよう、胸を張っていい姿勢で歩くようにしています」

東京都とアーツカウンシル東京による「ネクスト・クリエイション・プログラム」の一環として、コシノさんが監修する「こどもファッションプロジェクト」。昨年は創業時からストックしている貴重な残布を使い100体のぬいぐるみの洋服を子どもたちと制作。 Hearst Owned
昨年はファッションムービーのプログラムも。「現場で実際に大人と何かをすることで、いろいろな人がいて世の中が成り立っていることに気付くはず」。 Hearst Owned

最近やりたいことが増えてきたというコシノさん。子ども向け芸術文化体験プログラム「こどもファッションプロジェクト」もその一つです。おととしはファッションショー、昨年はぬいぐるみの服作りとファッションムービー制作を行いました。「将来何になりたいか、小さな頃から考えるのは人格形成にも影響すると思います。普段は表しか見ないファッションショーも裏では多くのプロが働いていることを知り、子どもたちの日常の意識も変わったでしょう」

KHギャラリー芦屋の展示室。コシノさんの中で、アートとファッションは不可分なのだと感じさせられます。 Hearst Owned

アートとファッションは一体、アートを具現化したものがファッションだとコシノさん。この在り方を理解する一助となるのが、彼女のアート作品をファッションと交えて展示するKHギャラリー芦屋です。元は安藤忠雄さんが造った彼女の自邸。「クリエーティブな生活をする人間にとって環境は大切。研ぎ澄まされた環境で、きれいなものを作りたい」と建築を依頼したそうです。

安藤忠雄さんの美しいコンクリートの空間に墨絵が並びます。 Hearst Owned
制作風景。 Hearst Owned

5月からは東京都現代美術館で『新説/真説コシノヒロコ展』を開催。「前回の神戸での展覧会では特に若い人たちが喜んでくれて、次世代につないでいくことの大切さに気付きました。時代ごとに私がどういう創作をしてきたのか。私のことを知らない人にこそ見てほしいです」

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「KHギャラリー芦屋」
所在地/兵庫県芦屋市奥池町17-5
開館時間/12:30~16:00(最終入館は15:30)
公開日/木・金曜日(臨時休館あり)
URL/www.kh-gallery.com
※鑑賞は上記サイト内の申し込みフォームからの予約制。(2026年は4月より予約開始)

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「(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO ―新説/真説コシノヒロコ―」
会場/東京都現代美術館
会期/開催中~2026年7月26日(日)
開館時間/10:00〜18:00(最終入館17:30)
休館日/月曜日(7月20日は開館)、7月21日(火)
URL/hirokokoshino.com/unknown
世界的なファッションデザイナーとして知られるコシノヒロコの活動を、ファッションの領域を越え、絵画、書、音楽、映像、空間表現にまで拡張して紹介する過去最大規模の展覧会。

初出:リシェスNo.55 2026年3月27日発売

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